連敗はいつかは止まるにせよ、得点力に乏しい打線では、大型連勝で巻き返せるほどの爆発力は期待できまい。前出のスポーツ紙デスクは「フロントの補強戦略」にも疑問が残るという。
「主砲のサンズが昨季限りで退団したにもかかわらず、主軸を担う新外国人を補強しなかった。昨季不振だったロハス・ジュニアが日本野球に慣れて対応できると踏んだのかもしれませんが、想定が甘すぎるのではないか。実際、ロハスは開幕から結果を残せずスタメン落ちしている。ケラーも正直1軍で使えるレベルの投手ではない。新外国人は使ってみなければ分からないと言いますが、昨季までの絶対的守護神・スアレスの穴が大きすぎることを痛感させられますね」
開幕から10試合に到達していないにもかかわらず、「暗黒時代」に逆戻りしたかのような戦いぶりが続く。矢野監督は再びチームを立て直せるか。