一方の安倍氏はこう説明した。
「高市政調会長はすでに総裁候補になった方。私もいろんな人に(応援を)お願いした。清和会以外の人もたくさん推してくれた。そういう立場で先を目指していかれるんだろうと思う」(昨年12月13日放送、BS日テレ深層NEWS)
そう派閥受け入れを否定し、無派閥でやっていくとの見方を示した。こうして無派閥の“ぼっち”継続が決まった。安倍派ベテランはこう話す。
「派内には下村博文・会長代理をはじめ、萩生田光一・経産相、世耕弘成・参院幹事長、福田達夫・総務会長、稲田朋美・事務局長などポスト岸田を目指す総裁候補が綺羅星の如く並んでいる。そこに総裁選出馬の実績がある高市さんが出戻ってきたら、総裁候補の地位を奪われかねない。だから派閥復帰には派内の反対が強い」
※週刊ポスト2022年4月22日号