「妙に枕(営業)の話を聞きたがったので、ヤバいと思いました。『映画業界は(枕営業をさせて)酷いですよね』なんて言う人に限って、持ち掛けられるのを待っている、みたいなことってあるじゃないですか。事件が報道された時はやっぱりと思いました」
この脚本にはホステス・レミと酔客・奥寺のこんなシーンも。〈「僕のセンサーはどうかな?」/奥寺がレミの手をつかみ、自分の太腿を徐々に局部へ近づける〉──場面はレミが反撃する空想シーンへ飛ぶが、吉岡容疑者は何を思って脚本を書き、事件を起こしたのか。
※週刊ポスト2022年6月3日号