もっとも万能なアイテムは「お尻が隠れるくらいの着丈のオーバーサイズのトレーナー」という。
「5着くらいは持っていますね。色は黒と白が多いです。ヨガパンツに合わせやすく、動きやすいのもポイント。ゆったりシルエットのワンピースも万能ですが、自転車で移動することも多いので、オーバーサイズのトレーナーとヨガパンツの組み合わせは、かなり頻度高めかもしれません」
これから「ヨガウエア×日常着」にトライする人は、まずお気に入りの一枚を探してみるといいのかも。そして着こなしのルールを教えてもらった。
1) ロング丈のトップスでヨガパンツのVラインをカバー
ヨガパンツをレギンスとして履くときに気になるのが、股のライン。トップスの丈感によっては、ギリギリ見えるか見えないか…これが気になる人も多いはず。解決してくれるのはロング丈のトップス。前述した第1話の杏花ファッションでも活用されている「お尻が隠れるロング丈のTシャツなどを着る」という技だ。
「ドラマでは、ロング丈のタンクトップをトレーナーのインナーで着ていましたが、TシャツやロンTなどもロング丈を持っておくと便利です。丈感は長過ぎると足が短く見えてしまうので、バランスが重要。私は膝上14cmくらいを目安にしています」
2)ヨガウエアの上にスーパーロング丈のアウターを合わせる
“ヨガウエアの上にロング丈のアウターを羽織って着る”という杏花ファッションも密山さんが愛用するスタイル。
「ポイントは足元まであるスーパーロング丈とボリュームのある生地。前のボタンを全部開けても、丈感と生地のボリュームで中が見えにくくなるからです。もしショート丈のウエアでお腹が気になる場合は、真ん中のボタンだけ閉めればより安心。1枚さらっと羽織るだけなので、とても楽ですよ」
3)柄物のヨガパンツをレギンスにするときは色を拾う
杏花の黄色をベースとした柄物レギンスに、ビッグシルエットのピンクシャツスタイル。これも密山さんの意見が反映されたもの。
「柄物のレギンスを私服と合わせるときは、柄に入っている一色を拾ってトップスに持ってくると、まとまりやすいです。色物を合わせるのは一見難しそう…と思う人が多いかもしれませんが、このルールを守れば失敗しにくいです」