CMで“顔芸”が注目の幸田尚子はM-1出場歴も

 テレビCMでよく見かけると言えば、幸田尚子も忘れるわけにはいかない。松本や中村に比べると、まだ顔と名前が一致している人は少ないかもしれない。だが、『スヴェンソン』『BASE』『バイク王』のCMなどでロングヘアをなびかせ、共演者に声と顔芸で派手なリアクションをしたり、激しいツッコミを入れたりしているのが彼女だ。

幸田尚子

幸田尚子もCMなどで活躍中(公式HPより)

 最新の『セブン-イレブン』のCM「THEカップデリレストラン」では、洒落たレストランで男性スタッフから「当店オススメの“たことブロッコリーバジルサラダ”です」「次に、半熟卵と食べる“チャーシューのピリ辛ユッケ仕立て”です」「そして“コールスローサラダ”でございます」とサーヴィスされた幸田がラスト、「って、これ、まさか『セブン-イレブン』の“カップデリシリーズ”なんじゃ」とツッコむ、いつもの(!)パターン。

 見れば、「あぁ、あの女性」「確かによく出ている」と思っていただけたのではないか。
『無名塾』『劇団青年座』『劇団クロムモリブデン』を経て、現在は個人で運営していると思われるオフィシャルサイトにてオファーを受け付けている。

 このサイトは一見の価値がある。というのも、前述の“顔芸”&“ツッコミ”CMとは異なる“イイ女”風の動画が段積みで出てくるからだ。どこかに“笑い”や“オチ”が潜んでいるのではないかと疑いながらスクロールしたのだが、最後までマジだった。それで思ったのは、幸田も松本、中村同様、“超”がつくアラフォー美女だということなのである。

「小劇場の美しい女優さん」というシリーズで雑誌に掲載された過去もある。“小劇場”“印象的なCM”“美人”というキーワードで思い出すのは吉田羊だ。吉田が中井貴一や三谷幸喜氏との出会いがきっかけとなって映像の世界で大メジャーになったように、幸田尚子にもシンデレラストーリーを期待してしまう。

 一方、バラエティ専門放送作家としては、彼女が女優の中丸シオンと「幸丸事件」なるコンビを結成し、『M-1グランプリ』や『キングオブコント』に出ていたことや、もっと前には「オフィス北野・なべやかん主催」「神保町花月」なる記述がWikipediaに残っていることだ。なべやかんに確認したら、「当時のチラシに名前はありませんでした。芸名、変えていますかね? 記憶から欠落しています」と。2006年の話だが、当時は目立たなかったのだろうか。色々、興味深い。

 松本若菜、中村ゆり、そして幸田尚子。遅咲きとも言うべきアラフォー美人女優がいっきに開花しそうな今夏。注目すべき3人だ。

◆山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)などに出演中。CM各賞の審査員も務める。

”松本劇場”としてツイッターで話題に

”松本劇場”としてツイッターで話題に

関連キーワード

関連記事

トピックス

現役を引退した宇野昌磨、今年1月に現役引退した本田真凜(時事通信フォト)
《電撃引退のフィギュア宇野昌磨》本田真凜との結婚より優先した「2年後の人生設計」設立した個人事務所が定めた意外な方針
NEWSポストセブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン
中森明菜復活までの軌跡を辿る
【復活までの2392日】中森明菜の初代音楽ディレクターが語る『少女A』誕生秘話「彼女の歌で背筋に電流が走るのを感じた」
週刊ポスト
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
世紀の婚約発表会見は東京プリンスホテルで行われた
山口百恵さんが結婚時に意見を求めた“思い出の神社”が売りに出されていた、コロナ禍で参拝客激減 アン・ルイスの紹介でキャンディーズも解散前に相談
女性セブン
期待される2人の先行きが視界不良(左から大の里、二所ノ関親方)
【角界ホープ2力士に暗雲】尊富士は横綱・照ノ富士と宮城野親方の板挟み、大の里は師匠・二所ノ関親方の管理能力に不安要素
週刊ポスト
真美子夫人は「エリー・タハリ」のスーツを着用
大谷翔平、チャリティーイベントでのファッションが物議 オーバーサイズのスーツ着用で評価は散々、“ダサい”イメージ定着の危機
女性セブン
猛追するブチギレ男性店員を止める女性スタッフ
《逆カスハラ》「おい、表出ろ!」マクドナルド柏店のブチギレ男性店員はマネージャー「ヤバいのがいると言われていた」騒動の一部始終
NEWSポストセブン
殺人未遂の現行犯で逮捕された和久井学容疑者(51)。ストーカー規制法違反容疑の前科もあるという
《新宿タワマン刺殺事件》「助けて!」18階まで届いた女性の叫び声「カネ返せ、カネの問題だろ」無慈悲に刺し続けたストーカー男は愛車1500万円以上を売却していた
NEWSポストセブン
氷川きよしが独立
《真相スクープ》氷川きよしが事務所退所&活動再開 “独立金”3億円を払ってでも再出発したかった強い思い
女性セブン
初となる「頂上鼎談」がついに実現!(右から江夏豊、田淵幸一、掛布雅之)
【江夏豊×田淵幸一×掛布雅之の初鼎談】ライバルたちが見た長嶋茂雄秘話「俺のミットを“カンニング”するんだよ」「バッターボックスから出てるんだよ」
週刊ポスト
曙と真剣交際していたが婚約破棄になった相原勇
《曙さん訃報後ブログ更新が途絶えて》元婚約者・相原勇、沈黙の背景に「わたしの人生を生きる」7年前の“電撃和解”
NEWSポストセブン