石灰でできた渓谷から海を眺める

石灰でできた渓谷から海を眺める

 さて、そこで気になるのが費用面ではないでしょうか。実はイズミルで生活にかかる費用は、生活費や娯楽費も含めて日本円で1か月10万~15万円もあれば十分です。家賃が高額だといわれる人気のエーゲ海を見渡せるシーサイドエリア、カルシアカ、そしてコナックといったエリアでも、遊びに行くぶんには非常に低コスト。海沿いには、お散歩ができる広大なウォーキングスペース、芝生、卓球台、ワークアウトマシン、子供むけの遊具、ドッグラン、花壇、カフェ、ベンチと、カフェ以外は全て無料なので、お金を使わずに優雅な時間を過ごせます。

 温かい季節になると、カフェではなく目の前のエーゲ海を眺めるためにシートや、チェアーを持ち出して、自宅から持ってきたビールを飲めば、カフェと変わらない環境です(笑い)。夏は日没が21時なので、シートの上で夕飯を持ち寄って食べれば、素晴らしいサンセットを眺めながらのディナーとなるのです。これがほぼ毎日行われているので、東京で暮らしていた私が最初にこの光景を見たときは、言葉を失いました。お金をかけなくても豊かな環境が手に入る。私にとって願ったり叶ったりの贅沢なライフスタイルがここにはある、と感じましたね。

 家賃については、海沿いのアパートがやはり一番高額です。それでも日本の東京や大阪といった都会に比べれば格安です。築年数にもよりますが、古いアパートなら日本円で月4万円から住めます。10万円も払えばラグジュアリーな物件に住めます。部屋の広さは、家賃の金額に限らず、最低でも65平方メートル以上で、それ以下は需要がないのか見かけません。ダイニングルームが1つ、ベッドルーム2つがスタンダードタイプで、人気なのは100平方メートル前後の広さだと思います。おそらく東京の港区で同条件のマンションに住もうとすると、家賃は最低でも40万円はするでしょう。

 一人暮らしでも、2ベッドルームを選ぶ人が多いそうです。その理由が「家族や友人が泊りに来る時にゲストルームがないなんてありえない」から。普段は使わないゲストルームを完備して暮らしているというのが、東京から来た私にとってはとても新鮮でした。この余裕は、国土の広さの問題も関係しているだろうなと、感じています。

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