エンジェルスと対戦したボストン・レッドソックスの監督アレックス・コーラが大谷選手のことを「彼は世界一のアスリートだ」と言ってくれた時はすごく嬉しかった。というのも、世界一のアスリートになることが彼の夢なわけです。アメリカに渡って、イチローさんにお会いになった時、イチローさんは大谷選手の体つきをひと目見て、「世界一にならなきゃおかしい」と言ってくれたとか。やっぱり、彼は誰が見てもそういう素材なんじゃないですか。
大谷選手はクレバーな人だから、自分のフィジカルは自分で管理すると言って、食べ物もずっと自分で作っているんですよね。最初は卵が好きだからオムレツなどを自分で焼いていらしたみたいだけど、この頃はご飯を炊いて、お肉とかお魚とかいいものを食べて、必ずブロッコリーを食べるんですって。だから私もブロッコリーを買ってきて、毎日一株食べています(笑)。全部食べるのは大変ですよ。だけどね、大谷さんが食べているから、と思って一生懸命いっしょになって食べています。
大谷選手のファンは中高年の女性が多いと思います。みんな、こんな息子がいたら、とか、こんな孫がいたら、と想像しながら見ていると思いますよ。もう誇らしくて、誇らしくて。日本の息子、日本の孫なのに、最後は自分の息子や孫に思えてきちゃう(笑)。それでみんな応援しているわけ。
いつまでもさわやかで、清々しくて、清潔でいて欲しい。フィジカルもしっかり保って。これからの彼に希望するのは、日本を明るく灯す「野球少年」でいてくれること。それだけです。