肝心の野球は混戦のパ・リーグで唯一優勝戦線から離され、最下位に低迷。新庄監督はエンドランや前進守備などの奇策を打つが裏目に出るケースも少なくない。ファンからは厳しい声も飛ぶが、スポーツ紙デスクは新庄監督をこう評価する。
「シーズンを通して活躍した経験の無い選手が多いので、後半戦の失速は予想通りです。ファンからは『選手の成長が見られない』と厳しい声が飛びますが、清宮や万波中正、松本剛、野村佑希などの“新庄チルドレン”が、少しずつですが育っているのは間違いない。評価を下すのは来シーズンでよいのではないでしょうか。取材する立場としては、選手たちの顔つきが変わったことに驚いています。昨季までの暗い表情が嘘のように生き生きとプレーしています」
9月4日には各紙で、来季の新庄監督続投が決定的であることが報じられた。来年は新たな球場も開業する。2023年は“本業”で活躍するビッグボス劇場が見られるか。