さらにメーガンさんが対立しているのは、キャサリン妃だけではない。メーガンさんは昨年テレビで「王室メンバーに人種差別された」と発言したが、その差別発言の主として疑惑の目を向けられたのが、カミラ王妃だった。
「それゆえ英国国民の間からは、戴冠式をアーチーくんの誕生日にぶつけたのは、カミラ王妃の画策なのではないかとの声も上がっています」(多賀さん)
キャサリン妃にもカミラ王妃にも、メーガンさんの暴走に“倍返し”する理由があるというのだ。一方で、5月6日にしたのには、それなりの理由があるとの指摘もある。
「この日はエリザベス女王の妹であるマーガレット王女の結婚式(1960年)、ジョージ5世の即位(1910年)など、もともと王室の伝統的なイベントがあった日に当たります。また、5月10日には英国議会の開会式で国王演説が行われる可能性がある。新国王にとっては非常に大きなイベントで、その前に戴冠式を終えておきたいという事情も加味されているのでは」(木村さん)
注目されるのは、メーガンさんが愛息の誕生日をどこで迎えるかだ。
「招待されるかわかりませんが、ヘンリー王子には戴冠式に出席したい気持ちがあるでしょう。しかし、メーガンさんは違う。これまで、子供の誕生日にはSNSでポートレートを公開し、世界中からハッピーバースデーの祝福を集めていた。誕生日は彼女にとって大事な“ロイヤルアピール”の場。それを潰されたことに怒り心頭でしょう。
この日、ご夫妻がどこにいるのか。それが今後の“英王室vsメーガン”の答えになるような気がします」(英在住ジャーナリスト)
エリザベス女王の死去を機に加速した“女同士の対立”。向かう先は和解か、さらなる分裂か──。
※女性セブン2022年11月3日号