異常変動全国MAP2022 Vol.6

異常変動全国MAP2022 Vol.6

東北警戒ゾーン

 10月以降に福島県沖や宮城県沖で震度3の地震が相次いでいるが、まだエネルギーは放出され切っていないという。

「『水平方向の動き』では、9月下旬に東北地方北部までの反時計回りに対し、宮城県北東部の牡鹿半島付近からは時計回りになっており、境目に歪みが溜まっていると考えられます」

北海道警戒ゾーン

 9月以降に網走地方や十勝沖などで震度3の地震が発生している。

「『隆起・沈降』では、根室半島から釧路までの広い範囲で沈降しているのに対し、それ以外の地域は隆起している。上下差が拡大しているため、要注意です」

 そのほか、「九州警戒ゾーン」はこの1か月「異常変動」が集中して見られ、「南西諸島警戒ゾーン」も最新のAI(人工知能)による危険度判定で上位となっているという。

 別掲のMAPで警戒ゾーンを要チェックだ。

【MEGA地震予測 MAPの見方】
 地図中では、2022年4月10日から2022年9月17日の間に、要警戒とされる「1週間で5センチ以上の上下動」があった地点を示した。それに加え、地表の長期的な「隆起・沈降」と、地表が東西南北のどの方向に動いているかの「水平方向の動き」の分析を加味し、過去の地震発生の前兆現象と比較した上で「震度5以上の地震が発生する可能性があるエリア」を警戒ゾーンとしている。

※週刊ポスト2022年11月4日号

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