スポーツ紙デスクは、「強化試合で遊撃を守ったのは源田壮亮(西武)。守備と走塁は申し分ない。中野拓夢(阪神)は岡田彰布監督が遊撃から二塁へのコンバートを示唆していることから、WBC本戦に選出されるか不透明です。実力至上主義で考えるなら国際試合の経験が豊富な坂本をレギュラーに据え、源田がバックアップという形が理想でしょう」と提言する。

 だが、民放テレビ局の関係者は違った見方を示す。

「WBCは野球の普及拡大という観点でも大きな意味を持つ。坂本は度重なる女性スキャンダルが尾を引いてアレルギーを示す野球ファンも少なくない。本大会のメンバーに入れば、物議を醸すでしょう。今回の侍ジャパンは大谷、村上、鈴木と強打者がそろっているし、遊撃も源田に十分任せられるので、坂本が不可欠な存在ではない。今季は故障の影響もあり、長打力が落ちて本来のパフォーマンスを発揮できていない。栗山監督が選出メンバーから外す可能性は十分に考えられます」

 坂本は日の丸のユニフォームで、ショートストップを託されるか。栗山監督の決断が注目される。

東京五輪ではドミニカ戦でサヨナラを打った坂本(写真/JMPA)

東京五輪ではドミニカ戦でサヨナラを打った坂本(写真/JMPA)

女性問題はどうなるのか(写真は2021年7月。JMPA)

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侍ジャパンでの坂本(2021年7月。写真/JMPA)

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その経験と勝負強さは魅力的だが(JMPA)

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