恋愛カウンセラーの堺屋大地さんは「不倫上級者は、『木を隠すなら森の中』とよく理解している」と語る。
「“最近、いつもと違う”と感づかれないよう、日頃からわざと、整合性の取れない言動を頻繁に行うのです。
普段からとぼけた言動を繰り返して“うちの夫は天然だから”と思わせておけば“また出張? どこに行くの?”と妻に聞かれても“どこだったっけなぁ”と言うだけで、ごまかせてしまうのです」
ただし、不倫している人は皆、自分のことを「不倫上級者」だと思っている。だからこそ、大半がバレて泣きを見ているのだ。
佐々木希(34才)との交際、結婚生活と並行して約6年間、7人もの女性と不倫していた渡部や、既婚を隠して放送作家の女性と約10年間も不倫を続けていたことが昨年10月に報じられた声優の櫻井孝宏(48才)など、不倫期間が長ければ長いほど、その隠し方もずさんになってくるという。
「長年不倫していると“いままでバレていないから大丈夫”と、デートが頻繁になるなど、感覚がまひしてきます。
また、不倫相手の方が本気になったり、ずうずうしくなってくることもある。私の知る例では、不倫相手の女性から“昨年は大変お世話になりました。またぜひ、お食事をよろしく”と、意味深なことを書いた年賀状を送ってきたことで妻が感づいたケースがあります。
長く連れ添った夫婦は、妻の方も夫に興味をなくしていると、さらに不倫に気づきにくくなる。ところが、そこに甘えて慎重さがなくなって、バレてしまうパターンが多い」(岡野さん)
一方の堺屋さんは「においバレ」について説明する。
「女性に比べれば、男性はにおいに無頓着なことが多い。リネンの漂白されたホテル特有のにおいや居酒屋などの油っぽいにおいなど“自宅と電車と職場”だけでは決してつかないにおいを、女性は見過ごしません」(堺屋さん・以下同)
不倫常習者はバレないように、ホテルでシャワーを浴びてもボディーソープを使わなかったり、相手に香水をつけさせないなどの対策を徹底しているようだ。逆に言えば、その程度しか気を使っていないということでもある。
そもそも、スマホのGPSをオフにしていたら、それだけで怪しいのだ。
※女性セブン2023年2月16日号