――健康被害にあわれた患者さんやモニター報酬の未払いにはどう対応するのか。
「まずは患者さんたちの治療の継続を目指していきます。現在、患者さんの引受先のクリニックを探しており、条件次第では受け入れてくれるのではないかという候補先と交渉中です。
また、返金活動も誠実に対応したいと思っております。そのためにも、『誰にいくら返金する必要があるのか』を正確に把握しなければならないので、引き続き、小島氏とアーサー社に口座情報などの開示を求めて参ります。ただ、その情報共有を待つだけではいけないので、グランシールド社としてできるだけの対応は真摯に取り組んで参るつもりです」
中村社長の主張や患者への対応について、小島氏の代理人に質問状を送り回答を求めたところ、「現状を整理して、今後の対応を検討しているところです」とコメントした。
美しい歯並びを夢見ただけの被害者たちに、一刻も早く笑顔が戻ることを願ってやまない。