自分に反抗する人間は許さない
そればかりではない。立花氏は記者会見(3月31日)で、取り付け騒ぎは幹事長だった黒川氏を辞めさせるために自分が仕掛けたものだと語った。大津氏はその発言をどう受け止めたのか。
「立花さんは、最初からそういう騒ぎを起こせば、私が党首を放り出すと思っていたようです。それで、ガーシーの除名で繰り上げ当選した齊藤健一郎・参院議員を党首にしたかったのではないかと思っています。
立花さんは政治家女子について、『言うことをきくピエロが欲しい』ということを言っていて、それで私ともう1人の女性候補のどちらかを党首にしたいようでした。だから、騙し討ちで旧NHK党の債務も引き継がなければならないと言えば、放り出すと思ったんでしょう。私が党首を辞任しなかったのは、立花さんへの不信感です。
自分に反抗する人間を許さないし、常に誰かほかの女の子の悪口を言っているような感じです。いろいろ不信感が出てきて、それで話し合いの時には『書面にして欲しい』ということをお願いしても、それをやらないというようなことが続いたのです。
私が代表権を渡さず、不信感を持っていたところに、取り付け騒ぎで、揺さぶりをかけてきたんです」
すると立花氏からLINEで「代表譲って下さい」と言ってきた。代表辞任を断ったのは事実なのか。
「私は、代表権を渡してくれと普通に言われれば、なるほど、借金もあって大変で、そうかなとたぶん譲ったのですが、それが『100万円の給料を出すから、代表を譲ってくれないか』と言われたんですよ。そんなの信用できる訳ないじゃないですか。じゃあ、5年の任期でとか、負債を負わないとか、そういう条件などを明記して、それで書面にしてください、というような話をしていたんです。弁護士にも相談したら、それは口約束では成立しないと。結局、私の号泣会見(3月31日)の最中に、書面がLINEで届いたのかな。それでも納得できる訳ないじゃないですか。