2010年、外国人記者クラブで会見するリナ氏。プラダジャパンに対し「社内での女性差別を報告したら降格、解雇された」として、解雇無効の確認と慰謝料支払いを求めて裁判で争った(写真/AFP=時事)

2010年、外国人記者クラブで会見するリナ氏。プラダジャパンに対し「社内での女性差別を報告したら降格、解雇された」として、解雇無効の確認と慰謝料支払いを求めて裁判で争った(写真/AFP=時事)

「2020年にリナ氏は登記簿上の住所を都内の一等地からカリフォルニア州ビバリーヒルズに移しています。さらに今年2月には、スクールの運営を手掛ける会社の代表が、リナ氏から息子さんに変更されました。

『Xスクール』は5年前から建物のオーナーとトラブルの最中にありましたし、最近では返金トラブルの渦中にあります。そんな時期にこれだけの変化が続いた理由は一体なぜなのか、関係者たちの間で関心事になっています」(同前)

息子が語った「母親像」

 リナ氏は2006年に長男を出産し、シングルマザーとして育ててきたことを公に語っている。その息子は、この2月にわずか16歳で会社の代表になった。運営会社の登記簿の代表者欄には息子の名前とスイスの住所が記されている。

 息子は過去に受けたインタビューで、リナ氏をこのように評していた。

〈ピンクの猫好きなプリンセス。「Self-Made High Achieving Lady」で、毎日新しいことを可能にしていく人です〉(今回のトラブルを受けて削除された「Forbes JAPAN」2022年11月掲載のインタビューより)

 Self-Made High Achievingとは、「向上心に燃え、自ら道を切り拓く女性」という意味だ。そんなバイタリティあふれるリナ氏は、今回の返金トラブルも打開するつもりなのか。

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