【庭木が伸びすぎ】
対策
観葉植物ではないが、中古の戸建てを購入した際にすでにあった庭木や、相続した家の古い庭木をどうしたらよいかわからないといった相談も滝口さんのところに多く寄せられている。
「庭木を放置しすぎると虫がわいたり、蜂の巣ができたり、電線を突き破って停電や火事を引き起こす恐れがあります。
隣家に侵入して葉っぱを落とすなど、庭木が原因で起こる隣人トラブルは枚挙にいとまがありません。気になる人は、専門業者に剪定を依頼すべきです。
剪定時期も重要。常緑樹は夏に、落葉樹は冬に剪定をしないと、木にダメージを与えることがあります。また、外側だけ整えても中に日が当たらず、蒸れてカビが生えてしまう事態も起こるため、内側の枝を落とす『すかし剪定』(伸びすぎた枝や混み合った枝を切り、全体的にスッキリさせる剪定方法)も必須です。あまりにも安い業者だと知識がない場合があるので、業者選びは慎重に」
【プロフィール】
植物の診療医・滝口肇さん/合同会社『Green Design』代表。植物学者としての知識を生かし、観葉植物から庭木まで、あらゆる植物の不調に応える。訪問診療は神奈川・東京エリアのみだが、LINE(@efc9662d)で無料相談を行っている。YouTube「Green Designチャンネル」で枯らさない術を発信中。
取材・文/佐藤有栄
※女性セブン2023年7月20日号