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河野景子さん、雑務に追われ一緒に泣いた「花の3人娘」の思い出 八木亜希子さん・有賀さつきさんとの同期の絆

番組の合間に、八木亜希子アナ(左)と前室でツーショット。「同期とのひとときが心を救ってくれた」と河野景子さんは語る

番組の合間に、八木亜希子アナ(左)と前室でツーショット。「同期とのひとときが心を救ってくれた」と河野景子さんは語る

 華やかに見られがちな女性アナウンサーの世界だが、画面の裏では色々な苦労もあったはず。人気フリーアナが今だから明かせる秘話とは──。フジテレビ時代、情報番組『FNNスピーク』などを担当した河野景子さんは、同期の八木亜希子さんとのツーショット写真を眺め、こう語った。

 * * *
 入社1~2年目の頃、番組の合間に前室で撮ってもらった写真です。有賀さつきを加えた3人は、同期女性アナウンサーとして励まし、助け合いながら仕事に勤しんでいました。

『アナドル』『花の3人娘』と言っていただくことがありましたが、私たちはあくまでもフジテレビの新人アナウンサー。アナウンス室にかかってくる電話を真っ先に取ることはもちろん、出社した先輩アナウンサーにコーヒーやお茶をお出しする、お昼の出前取り、文具の調達、郵便物の整理なども新入社員としての仕事でした。

 給湯室でお茶碗を洗いながら、あまりの緊張に震えたり、自分の不甲斐なさを痛感したり、厳しい注意を受けた後など、何度3人で涙したことか……。同期で一緒になれると心からホッとできる。そのひとコマです。

 当時はニュースやナレーション、街頭インタビューに加えて企業インタビューなどに奔走。バラエティ番組のMCアシスタントもやりましたし、ドキュメンタリー取材やイベント司会に雑誌のインタビューと大忙しです。

 少し前まで女子大生だった私たちの生活は目まぐるしく変化しました。きっと同期の絆がなければ、立ち向かっていけなかったろうと思います。

※週刊ポスト2023年8月18・25日号

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