一方で“いかなる場合も殺生は許さない”“捕獲・駆除は素手でやれ”といった乱暴な意見があるのも事実。
「そうした人は、まさに他人事だから言えるのでしょう。都心部から転入された女性からは『かつては駆除に反対していたが、クマが頻繁に出る土地に暮らすようになり、恐ろしさを感じている。さまざまな策を尽くしたうえでの捕獲、駆除は致し方ない』との声が寄せられました」(同前)
一連の騒動を巡っては、駆除に反対する動物・自然保護団体にも連日、恫喝や脅迫まがいの声が寄せられているという。立場の異なる相手に暴言、罵声を浴びせるだけでは問題の解決にはならない。
※週刊ポスト2023年12月1日号