「ボケてますからね」
見かねたBさんが、玉緒の身の回りの世話をするようになったが、娘ひとりでは限界があった。玉緒が自身がイメージキャラクターを務める介護施設に入居したのは2023年夏頃。ホテルのような内装で、リハビリの専門スタッフが常駐し、レクリエーションも行われる快適な環境だという。
「入居の手続きを進めたのはBさんで、玉緒さんは当初、グループホームではなく病院だと思っていたそうです。しばらくしてから、事実を知ったときはショックを受けて食が細くなってしまった。もっともいまでは施設での快適な生活にすっかり慣れて、激やせしてしまった体重も戻りつつあるそうです」(前出・玉緒の知人)
Aさんが続ける。
「むしろ、施設に入る前より状態はだいぶよくなったと思います。はじめは私も施設のお世話になることには疑問もあったのですが、栄養管理もちゃんとしてもらえるし、お風呂も入れてもらえるし、不自由なく過ごせているみたい。何より、玉緒さんが“ここに来てよかったです”と言っていたので、ホッとしました。
娘さんや私が(面会に)行っているのに、孤独な生活とか家族と疎遠と書かれてしまうのは気の毒ですが、本人はそれほど気にしていないようです。深夜に“徘徊”しているという報道が出たときも『あんたこれ見てみ』って記事を見せられましたから(笑い)」
2022年の秋に本誌が報じた“徘徊騒動”は、サンダルを片方だけ履いた玉緒が、深夜に都内の路上をさまよっていたというショッキングな目撃証言を取り上げたものだった。
「あれは、引っ越してから間もない頃のことだったんです。コンビニに行くにしても、マネジャーに電話したら30分はかかる。それならとひとりで出かけたら、道がわからなくなってしまったみたいですよ。
新しいマンションは大通りからだいぶ離れたところにあったので、迷ってしまったということはたしかにあったようですが、玉緒さんはもともとボケてますからね(笑い)。若い頃からあんな感じだったので、周りから見たらそんなに変わってないんじゃないかな」(Aさん)
玉緒はすでに1年近く公の場に出ていないが、体力が回復すると同時に、仕事への意欲も湧いてきたようだ。
12月上旬には、施設内で玉緒の企画した“クリスマスショー”が行われたという。
「施設のスタッフやほかの入居者に感謝の気持ちを伝えるために玉緒さんが企画したイベントで、短時間ながらトークショーも行われたそうです。以前と同じとはいかないまでも、玉緒さんらしいジョークも飛び出して入居者から喝采を浴びていたそうですよ」(前出・芸能関係者)