「コロナ禍で営業が激減するなか、2020年11月に小金沢さんが都内で車を運転中にトラックに追突する事故を起こしてしまいました。トラック運転手、小金沢さんともにけがはありませんでしたが、小金沢さんから基準値を上回るアルコールが検出され、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕されたのです。
逮捕後、小金沢さんは、『運転前に仮眠をとったもののアルコールが抜けていない状態で運転してしまったことは事実であり、弁解の余地がないものと深く反省しています』と、謝罪していました」(スポーツ紙記者)
飲酒運転後、すべての芸能活動を自粛した小金沢さんは、それ以降、表舞台に姿を現すことはなかった。飲酒運転から約1年後の2021年7月には自身が代表を務める個人事務所「ジャパンドリームエンターテインメント株式会社」が破産。関連会社も併せると負債額は数千万円にのぼった。
事務所の破産後、小金沢さんは「表に出られる状態ではなかった」と語るのは別の芸能プロ関係者だった。
「晩年も小金沢さんには多くの取材依頼があったそうです。しかし、事務所サイドからは『今は活動を自粛していますので、取材は受けられない』という返答だったそうで、『飲酒運転事故以来、本人の落ち込みは激しく、体調も悪く、仕事を再開できる状態ではありません』と説明していたと聞いています。最後は姉や子どもが看取ったそうです。本当に残念でなりません」
またひとつ、演歌界の星が消えてしまった。