芸能

【活動休止の松本人志】“次なる一手”として記者会見あるか かつては“兄貴分”と慕う島田紳助が賛否呼んだケースも

波紋を呼んでいる松本人志

松本人志が記者会見を開けば新たな展開になる可能性

 裁判に集中するため活動休止を決断した笑いのカリスマが、ついに提訴に踏み切った。しかし、裁判の行方は彼の不利とみる向きも多い。次なる一手として取り沙汰されるのは、まさに捨て身の打開策だった──。

 1月22日、ダウンタウンの松本人志(60才)は『週刊文春』の発行元である文藝春秋などを相手取り、名誉毀損による損害賠償と謝罪広告の掲載などを求めて東京地裁に提訴した。請求額5億5000万円は芸能界における名誉毀損裁判史上最高額であり、当初から対決姿勢を緩めずにきた松本の強い意志の表れでもあった。

『週刊文春』は追撃の手を緩めない。第2弾、第3弾と続くキャンペーン記事を展開し、この1か月近くの間、芸能界では一連の騒動の話題で持ちきりだった。

 Xで予告した『ワイドナショー』(フジテレビ系)の出演が取りやめになって以降、松本の対決姿勢に懐疑的な意見もあった。しかし、松本が有言実行で訴訟を提起したことにより、改めて松本と女性、双方の主張や事実関係を見直す動きもある。テレビでご意見番やコメンテーターが自説を述べる中、自身の経験を踏まえて松本に「会見を開け」と語ったのは、大御所のビートたけし(77才)だ。

 1月21日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)でたけしは「裁判に勝ったとしても、何千万円も請求しても(支払い額は)200万ちょっとだろ? (出版社は)勝とうが負けようが(雑誌が)売れちゃえばいいんだから」と嘆いた。一方で「(報道に)やられたら、記者会見をすぐやるべきだよ。『そういうことしました』って言えばいいんだよ、お笑いなんだから」と松本に表に出ることを提言したのだ。

 たけしには、写真誌に殴り込んだ事件で釈明会見を開いた過去がある。

「交際中の女性への行きすぎた取材に激高し、たけし軍団のメンバーを引き連れて『FRIDAY』を出版する講談社を襲撃したのです。事件後に会見を開いたたけしさんは、暴力に訴えたことを反省しつつも『ほかにどのような対抗手段があったのか』と問題提起。すぐにテレビの収録を再開したことへの疑問には『仕事をもらう方の立場であって、仕事があればそこへ行くのが芸人だ』と主張して報道陣をざわつかせました。

 堂々とした物言いは、多くの視聴者の共感を呼び、当初、たけしさんたちの行為への批判が大半だったはずが、風向きが大きく変わった。写真誌の存在意義が問われるほどの議論を巻き起こすきっかけにもなったのです」(芸能リポーター)

 その後、たけしは傷害の罪で懲役6か月、執行猶予2年の判決を受けたが、最後まで自説を曲げることはなかった。

「記者会見を開けば、当然、逆風にさらされることもある。それでも、そうしたピンチに陥ったときこそ自分の才覚で切り返してみせろということでしょう。」(テレビ局関係者)

 2011年8月に反社会的勢力との交際が報じられた島田紳助(67才)の引退会見も、紳助を兄貴分のように慕う松本の脳裏に強く焼き付いていることだろう。

「自分の中ではセーフと思っていたが、芸能界のルールとしてはアウトだった」と事実関係を認め、責任を取って引退することを宣言した紳助の言動には賛否両論が渦巻いた。

「会見は、同席していたスタッフが口を挟む隙もなく、終わってみれば独演会のようでした。『後輩に同じ過ちを繰り返させたくない』と涙ながらに語った紳助さんには同情の声もあり、いまだに復帰を望む声が少なくありません」(前出・芸能リポーター)

関連記事

トピックス

5月8日、報道を受けて、取材に応じる日本維新の会の中条きよし参議院議員(時事通信フォト)
「高利貸し」疑惑に反論の中条きよし議員 「金利60%で1000万円」契約書が物語る“義理人情”とは思えない貸し付けの実態
NEWSポストセブン
殺害された宝島さん夫婦の長女内縁関係にある関根容疑者(時事通信フォト)
【むかつくっすよ】那須2遺体の首謀者・関根誠端容疑者 近隣ともトラブル「殴っておけば…」 長女内縁の夫が被害夫婦に近づいた理由
NEWSポストセブン
曙と真剣交際していたが婚約破棄になった相原勇
《曙さん訃報後ブログ更新が途絶えて》元婚約者・相原勇、沈黙の背景に「わたしの人生を生きる」7年前の“電撃和解”
NEWSポストセブン
なかやまきんに君が参加した“謎の妖怪セミナー”とは…
なかやまきんに君が通う“謎の妖怪セミナー”の仰天内容〈悪いことは妖怪のせい〉〈サントリー製品はすべて妖怪〉出演したサントリーのウェブCMは大丈夫か
週刊ポスト
令和6年度 各種団体の主な要望と回答【要約版】
【自民党・内部報告書入手】業界に補助金バラ撒き、税制優遇のオンパレード 「国民から召し上げたカネを業界に配っている」と荻原博子氏
週刊ポスト
グラビアから女優までこなすマルチタレントとして一世を風靡した安田美沙子(本人インスタグラム)
《過去に独立トラブルの安田美沙子》前事務所ホームページから「訴訟が係属中」メッセージが3年ぶりに削除されていた【双方を直撃】
NEWSポストセブン
エンゼルス時代、チームメートとのコミュニケーションのためポーカーに参加していたことも(写真/AFP=時事)
《水原一平容疑者「違法賭博の入り口」だったのか》大谷翔平も参加していたエンゼルス“ベンチ裏ポーカー”の実態 「大谷はビギナーズラックで勝っていた」
週刊ポスト
阿部詩は過度に着飾らず、“自分らしさ”を表現する服装が上手との見方も(本人のインスタグラムより)
柔道・阿部詩、メディア露出が増えてファッションへの意識が変化 インスタのフォロワー30万人超えで「モデルでも金」に期待
週刊ポスト
中条きよし氏、トラブルの真相は?(時事通信フォト)
【スクープ全文公開】中条きよし参院議員が“闇金顔負け”の年利60%の高利貸し、出資法違反の重大疑惑 直撃には「貸しましたよ。もちろん」
週刊ポスト
店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
大の里
新三役・大の里を待つ試練 元・嘉風の中村親方独立で懸念される「監視の目がなくなる問題」
NEWSポストセブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン