島田紳助一覧

【島田紳助】に関するニュースを集めたページです。

銀の盾を前に配信を行うガーシーこと東谷氏
ガーシーch東谷義和氏が抱える多くの金銭トラブル 真剣佑から6000万円、RAD桑原から5000万円
「お前の非道を全部さらしたるからな!」。複数の芸能人から多額の金を借りたまま行方をくらましていた男が恐怖の暴露男として帰ってきた。借金や詐欺の実態を隠し通し、捨て身の暴露で荒稼ぎする男の行き着く先は──。《借用書》と書かれた紙を掲げ、神妙な面持ちでカメラを見つめる男性──彼の名は東谷義和氏(50才)。YouTubeチャンネル「東谷義和のガーシーch」で有名人の秘密を次々に暴き立て、親交のあった芸能人やスポーツ選手を震え上がらせる渦中の“爆弾男”である。 写真はいまから約1年半前、東谷氏が俳優の新田真剣佑(25才)と借金の返済について話し合ったときに撮影されたもの。2人の間に何があったのか。「真剣佑が東谷さんと親しくなったのは2017年頃。仕事を斡旋してもらったり、友人づきあいをする中で、真剣佑はすっかり彼を信用するようになり、事業がうまくいけば『増やして返す』という言葉を鵜呑みにして6000万円もの大金を貸してしまったのです」(真剣佑の知人) 借用書には東谷氏の直筆サインと拇印付きで《令和2年2月26日に借りた6000万円を令和3年の10月31日までに全額返済する》と書かれている。だが、期日を過ぎても約束が果たされることはなかった。 そして今年2月、東谷氏は突如としてYouTuberに転身。YouTubeチャンネル「東谷義和のガーシーch」を開設して、連日のように”芸能界の闇を暴く”暴露動画をアップしはじめたのである。「名前も住所も全部さらしたるで!」「首根っこ持ってでも引きずり下ろすからな!」  関西弁でまくし立てて、芸能人の悪事を告発する“ダークヒーロー”の出現にネットは大いに沸いた。「鬼の形相で芸能人に謝罪を要求する東谷氏の動画は大きな話題を呼び、怖いもの見たさの視聴者が殺到しました。チャンネル登録者数は113万人(4月19日現在)を突破し、動画の総再生回数は7400万回を超える盛況ぶりです」(芸能記者) 東谷氏が暴露するのは、主に有名人の女性関係や関係者しか知り得ない内輪のトラブルだ。「東谷さんの肩書は表向きにはアパレル会社の社長でしたが、芸能人や経営者に女性をアテンドする裏の顔を持っていました。いわゆる“女衒”です。本人いわく7000人以上いる知り合いの中から、必ず好みに合った女性を紹介し、旅行に行きたいときはチケットやホテルをすぐに押さえてくれる。口が堅く顔の広い東谷さんは多くの著名人に重宝され、彼らと“秘密”を共有していました」(飲食店関係者) 古くから東谷氏を知る関西の友人が言う。「20代の頃は板金屋や中古車を売る仕事をしながら、毎晩のように大阪のクラブで遊んでいました。弁が立つし、ナンパもうまいけど、当時から女性を口説くことより人脈を広げることに夢中になっていましたね。休日の昼間に空いているディスコを利用してイベントを打ったり、パー券(パーティー券)を売って小遣いを稼いでいました。 ミナミの飲食店に出入りしてロンドンブーツ1号2号の田村淳さんや島田紳助さんと面識を持つようになったあたりから、芸能界に人脈を広げていったのです」 東京に進出後、西麻布などにバーを開くと山田孝之(38才)や佐藤健(33才)、三浦翔平(33才)ら人気俳優が入り浸るようになり、東谷氏の存在は芸能界でも広く知られるようになった。「早急に法的措置を取ります」 その彼がなぜ、友人たちを裏切って暴露をはじめたのか。実は東谷氏の周囲は以前から異変を察知していたという。「主な原因は麻雀です。もともとギャンブルに目がない彼はレートの高い違法の賭け麻雀にハマり、一晩で1000万円近く負けることもあった。その穴埋めで高利の金を借りて首が回らなくなり、金銭トラブルの噂が絶えず聞かれるようになったんです。世話を焼いた芸能人から距離を置かれるようになると『あいつが俺の悪口を言っている』と苛立ちを隠さず、人間不信に陥っているようにも見えました」(前出・東谷氏の友人) YouTubeをはじめた東谷氏は、「手のひらを返したやつは全部さらす!」と宣言したが、一方的に暴露される芸能人はたまったものではない。「酒癖の悪さや、ギャンブル癖、交際相手の実名に至るまで、人気俳優やアイドルの裏の顔が次々に暴かれました。影響力は予想以上に大きく、動画で取り上げられた城田優さん(36才)は出演していたCMが続々と非公開に。プライベートの写真をさらされた綾野剛さん(40才)は出演が予定されているドラマの降板危機が取り沙汰されました」(前出・芸能記者) そして4月7日、チャンネル登録者数が100万人を突破した記念として爆弾投下のターゲットにされたのが真剣佑だった。「好青年の印象があるイケメン俳優の真剣佑さんですが、東谷氏は『極悪非道』と断罪し、脱税疑惑や不倫にレイプ、女性へのDV、さらに反社会的勢力とのつながりなど、彼に関する真偽不明の衝撃的なエピソードを暴露したのです」(芸能記者)速射砲のように繰り出される東谷氏の関西弁には底知れぬ迫力があり、いかにも真実味があるように聞こえるが、真剣佑の所属事務所はこう反論する。「東谷氏の発言には、明らかな虚偽や事実誤認、時系列の矛盾点が含まれ、犯罪行為は本人も明確に否定しています。確たる証拠のない証言には事務所として断固として抗議し、弁護士と相談した上で早急に法的措置を取ります」 告発に虚偽の内容があった場合、法的にはどのような問題があるのか。エンタメ法務に詳しいレイ法律事務所の河西邦剛弁護士が解説する。「YouTubeにおける発言には表現の自由として守られる権利がある一方で、相手の社会的評価を低下させる内容があれば名誉毀損罪に問われる可能性もあります。また、脅して裏で金銭を要求したり、債務を免除しようとすれば恐喝罪に当たってきます。東谷さんは映画の実名を挙げて『絶対公開させない』と発言していましたが、告発内容が事実でなかった場合は、偽計業務妨害罪に問われる可能性もあるでしょう」 多額の金を貸していた芸能人は真剣佑だけではない。東谷氏が「いちばんの友人」と言うロックバンドRADWIMPSのギター・桑原彰(37才)も5000万円近くを貸し付け、さらに「スキャンダルを揉み消す名目で1000万円を支払ったこともあると聞いています」(桑原の知人)という。捨て身の暴露で荒稼ぎしたツケを払う時期は、刻一刻と迫っている。中東や南米を転々としているという怪情報 韓国の人気アイドルグループBTSのファンだった20代の女性Aさんが、東谷氏から「BTSと韓国で遊ぶから来えへん?」と誘われたのは昨年夏頃。東谷氏のアパレル会社がBTSのグッズを手掛けることになり、航空券代とホテル代を支払えばBTSと行動を共にできるという触れ込みだった。Aさんが明かす。「彼には実際に有名人を紹介してもらったこともあり、具体的なスケジュールや飛行機の便名などの『日程表』が送られてきたので、すっかり信用してしまったんです。メールアプリのカカオトークでBTSのメンバーとやりとりをしている画面も見せられましたが、後で考えたらメンバーの名前のスペルが違っていたので、捏造だった可能性もあります。『急がないと枠が埋まる』、『いまなら間に合う』としつこく言われて、数十万円を振り込んでしまいました」 指定の額を振り込んだ後も東谷氏からの要求は続いた。「BTSメンバーと2人きりで話せるとか、飛行機の席をアップグレードしないかとか、細かく金銭を要求されました」(Aさん) 本誌・女性セブンは「BTSに会わせる詐欺」の複数の被害者に話を聞いたが、手口はほとんど一緒。「人数制限があるから誰にも言うなよ」と口止めをしつつ、ホテルやイベントに自由に出入りできるという“通行証”を用意したり、渡航のためのワクチン接種証明を準備するなど、手が込んだ詐取スキームなのだが、登場するのは東谷氏ひとり。「12時までにカネを振り込まんかったら、もうなかったことにするで」と切羽詰まった様子で金銭を求める口ぶりからは、ギャンブルで相当にお金に困っていたことがうかがえる。 それでも東谷氏を信じきっていた女性たちは、出国予定日の直前に「旅行は中止になった」と言われるまで、被害に遭っていることに気づかなかったという。「『返金する』という言葉を信じていましたが、次第に連絡しても返事が来なくなったんです。周りの人から『彼が詐欺をやってるのは有名だよ』と言われたときは愕然としました」(Aさん) 同時期に同様の被害に遭った女性は少なくとも20人以上いるとみられ、関東や関西で結成された「被害者の会」では、それぞれのグループが弁護士と慎重に話し合いを続けている。 東谷氏は、YouTubeの収益化が進み次第、被害者の返済に回すと公言しているが、どれほどの額が入金されるのか。ITジャーナリストの三上洋氏が解説する。「YouTubeは無料ですが、表示される広告によって収益が分配されます。1再生につき0.3円の広告収入があると仮定すると7000万回の再生数は2100万円に相当。さらに彼は月額490円の有料チャンネルを持ち、そこには4万人以上が加入しています。生配信で視聴者が支払う“投げ銭”も加えれば月に3000万円は稼ぐ計算です」 だが、仮に収益化できたとしても、一時は借金が5億円近くにまで膨れ上がったとみられる東谷氏が、被害者に優先して返済する保証はない。「高利貸しからも多額の金を借りていた彼には、先に返さなくてはならない債権者が大勢いるといわれています。ヒットマンから逃げるために中東や南米を転々としているという怪情報もあれば、関西に潜伏しているという説もあり、現在の居場所はわかっていません。一連の暴露動画は、債権者の指示で無理やりやらされていることで、同じく詐欺に手を染めて国際手配されている日本人と行動を共にしているという有力な情報もあります」(社会部記者) 東谷氏のツイッターに質問を送るとDMで回答があった。まず、BTS詐欺については「その件は自分であれば実行させることはできたかもしれないが、その資金を途中でギャンブルではめられてしまい、すべて失ってしまった。詐欺と言われても仕方ない。ただまもなくすべての被害者に弁済を終わらせる予定である」と説明。真剣佑への借金については、「多数のステマを提供していた流れから、資産運用もしくはマネーロンダリングを相談された。彼は芸能界でも有名であった為、投資資金を貸付資金名目で運用している部分もあった」と主張した。 RADWIMPSの桑原への借金については、「マッケン(※真剣佑のこと)など取り巻きのタレントにPRに協力してもらっていたアパレルの会社の運転資金として投資資金を受けた。が、同じ理由(※ギャンブル)もあり、全てを失い、その資金についてどうするかを穏やかに話し合っていた。その穏やかであった背景には、ラッドウィンプスの桑原が紹介してほしいと言った女性を紹介したり、多数の女性のアテンド等をしていたから、それに対する気持ちもあり、ラッドウィンプスの桑原も穏やかに話していたのだと思う(中略)解決金などについては、オレを取り巻くタレントたちが、不倫や未成年、レイプなど常に問題を抱えていたから、その件数が多すぎてどれのことを言っているのかがわからない。ただ、事実として数々の問題を起こしたり、そのような不倫の案件やレイプや美人局的な様々な問題や訴訟提起がされそうになった時に、以前から動画で話しているように、自分は何の利益も得ずに、何度もそういった問題を解決してあげてきた」と説明した。 前出のAさんが嘆息する。「具体的な返済計画の提示がない以上、彼の言葉を信じることはできません。詐欺を働いた彼が、“正義の味方”を気取って芸能人を断罪する姿には強い違和感を覚えます」 かつての友人に「覚悟しろ!」と吠える前に、まずは被害者の声と向き合い、自身の疑惑について答えることが先決ではないか。※女性セブン2022年5月5日号
2022.04.21 16:10
女性セブン
くりぃむ上田晋也が後継者になることを見抜いていた「島田紳助の予言」
くりぃむ上田晋也が後継者になることを見抜いていた「島田紳助の予言」
 日本テレビの4月期番組改編会見が行われ、2つの人気番組『人生が変わる1分間の深イイ話』と『今夜くらべてみました』が終了することが発表された。代わりに4月からは『深イイ』の後に『しゃべくり007』が枠移動。『今夜くらべて』の後には「くりぃむしちゅー」上田晋也MCの新番組『上田と女が吠える夜』がスタートする。『しゃべくり007』もメインMCは上田であり、日テレの並々ならぬ信頼感が窺える。 視聴率3冠王の座をキープする日テレの姿勢に、他局の関係者からも「いよいよ上田時代の到来だ」との声が上がる。キー局の番組ディレクターが語る。「近年のテレビ界では、実力のある中堅芸人MCがひしめいていて群雄割拠の状態ですが、そのなかでは上田さんが頭一つ抜けたと言っていいでしょう。優秀な芸人MCはほかにもいますが、上田さんがすごいのはどんなタイプの番組、どんなタイプの出演者が相手でも回せることです。スポーツニュースから情報番組、教養バラエティまで、実に幅が広い。 上田さんといえば、くどい喩えツッコミが有名ですが、番組によってかなりツッコミのさじ加減を変えています。アスリートや学者が相手のときは聞き役に徹して控えめですし、一方で有田(哲平)さんとくりぃむしちゅーとして出演するときは毒満載でツッコむなど芸人の顔を全開にする。そのバランスが絶妙だから、局としても安心して番組を任せられるんです」 レギュラー昇格した『上田と女が吠える夜』は、他の出演者に大久保佳代子、いとうあさこ、MEGUMI、若槻千夏、ファーストサマーウイカとクセ者の女性タレントが揃っており、「この顔ぶれをまとめられるのは上田さんだけ」(スポーツ紙芸能デスク)とまで言われている。 こうした上田一強状態の到来を、10年以上前から予見していた人物がいる。2011年に芸能界を引退した元トップMC芸人、島田紳助氏である。「紳助さんは現役時代の2008年、『しゃべくり007』にゲスト出演した際、『最も人数の多い30代の芸人の中で上田は1番』と太鼓判を押し、自身がMCを務めていた『行列のできる法律相談所』の中では、『10年後は、上田が日本中を仕切っている』と断言していました。いまのテレビ界を見れば、紳助さんの予言はみごと的中したということです」(同前) 引退後はメディアに姿を見せなくなった紳助氏だが、2020年1月、misonoのYouTubeチャンネルにサプライズ出演したことがある。このとき、現役時代は他のテレビ番組を一切観ることはなかったと告白した紳助氏は、その理由として上田の名をわざわざ挙げ、「面白いなって思ったら、それをパクってしまう可能性あるやん。それが怖くて」と説明した。この動画で“面白い芸人”として名指ししたのは上田だけだった。紳助氏が上田を高く評価する何よりの証だろう。「現在に至る中堅芸人MCの乱立状態は、かつて頂点に君臨した紳助さんが引退したことが大きく影響したものでもあります。今回の番組再編で、長らく空いていた『ポスト島田紳助』という天下人の座を、ついに上田さんが掴みかけているのかもしれません。3月で終了する『深イイ話』は、もともと紳助さんが出演していた番組です。その枠を上田さんが引き継ぐということも、紳助さんの後継者となった印象を業界内に与えています」(同前)
2022.03.12 19:00
NEWSポストセブン
Wコージは
今田耕司と東野幸治 Wコウジは「ダウンタウン離れ」から飛躍した
 ようやく落ち着きを取り戻しつつあるものの、新型コロナの感染拡大により、一時のテレビ界は代役ラッシュとなった。なかでも存在感を示したのが、今田耕司、東野幸治の吉本が誇る2大MCだ。 今田は博多華丸・大吉の代わりに『あさイチ』(NHK)、千鳥の代わりに『クイズ!THE違和感SP』(TBS系)で立て続けにゲストMCを務め、「さすがの安定感」と視聴者を唸らせた。それは復帰した博多大吉をして「代打が豪華すぎて本当に嫌でしたよ。今田さんはなしです」と言わしめるほどだった。 一方の東野は、『ラヴィット!』(TBS系)で藤井隆とともに麒麟・川島明の代役を務め、「ネットニュースになるっていう噂は知ってるんです。(MCが)アイツはうまい、アイツはうまくないとか、恐ろしい、怖い」とネタにする余裕を見せた。川島が休んだ期間の『ラヴィット!』は日によって収拾がつかなくなることもあったが、東野は見事にまとめあげ、「女子SPA!」が行なった「よかった代打MCランキング」でも見事1位に輝いた。 代役が相次ぎテレビ界が慌てふためくなか、2人の安定感は突出していたと、ベテラン芸能ライターは言う。「中堅芸人の場合、ここでMCとしての実力を見せてステップアップしようと意気込んで空回りしているケースもありましたが、今田さんと東野さんは場数を踏んでいるだけに落ち着きぶりが違う。後輩芸人の番組の雰囲気を壊さないようにしながら、彼らがそこに入る違和感をあえて見せるバランスのよさもあった。千鳥の代役の今田さんがのっけから“さあ今週も始まりました。『クイズ!THE違和感』司会の今田耕司です”と言い出す掴み方など、見事と言うほかありません。 東野さんの場合は自らもコロナに感染して、番組を休みました。『ワイドナショー』(フジテレビ系)では2月27日に復帰しましたが、メインコメンテーターの松本(人志)さんに加え、ふだんは進行を務めるフジのアナウンサーも不在のなか、全キャストに目を配る八面六臂の回しを見せ、改めてその実力を知らしめました」 若手中堅芸人たちが浮き沈みを繰り返すテレビ界において、確固たる地位を築いた2人。コンビではないが若手時代は「Wコウジ」として売り出され、伝説的コント番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)に揃って出演し名を上げた。ダウンタウン派の筆頭格だった2人だが、実はその後、ともにダウンタウンと意識的に距離を置く時期があった。「1997年に『ごっつええ感じ』が終わった後、徐々に2人はダウンタウンとの共演する機会を減らしていきました。東野さんは昨年3月に放送された『マルコポロリ!』(カンテレ系)のなかで、当時の自分にとってあまりにもダウンタウンが大きすぎる存在だったため、『ボクの生きてる世界では、ダウンタウンさんは存在してない、ってことにした』と言い、事務所を通じたオファーはすべて断わっていたことを明かしました。今田さんは『緊張するから』などと濁していますが、本音は同じだったのではないでしょうか」(同前)「コントの再共演」を願う声も この「ダウンタウン離れ」を機に、2人はMCとして飛躍していく。ただし、その方法論は対照的だった。「今田さんは、『ごっつ』の終わった1997年に始まった『たけしの誰でもピカソ』でビートたけしさんと共演したのをはじめ、明石家さんまさんや笑福亭鶴瓶さんら、ダウンタウンより上の世代の大物芸人たちと積極的に絡むようになり、彼らの信頼を得ていきました。島田紳助さんが引退時にいくつかの番組を今田さんに引き継いだのも、安心して任せられる存在だったからでしょう。 対して東野さんは、徐々に後輩芸人を発掘する方向に進んでいき、藤井隆さんとMCを務めた『あらびき団』(TBS系)や、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)での東野プレゼンツ企画で何人もの若手芸人をブレイクに導きました。東京で伸び悩んでいた千鳥がその代表ですが、アンタッチャブル山崎弘也さんを『ザキヤマ』として定着させたのも東野さんの功績です。 今田さんと東野さんは、それまでにあった吉本と他事務所の垣根を越えて仕事してきたことも、今の地位を築く上で大きかったのかもしれません」(同前) そうした時期を経て今、東野は『ワイドナショー』、今田は『M-1グランプリ』で松本と共演しているが、ダウンタウンとの共演はやはり少ない。スポーツ紙芸能デスクは、「共演を求める声は今なお多い」と言う。「松本さんが昨年6月に放送された『キングオブコントの会』(TBS系)で久々にコントを披露したことから、『ごっつ』時代のように、再び今田さん、東野さんとコントでも共演してほしいという声が、往年のファンやテレビ業界関係者から上がっているんです。松本さんは若手芸人たちとのコント共演を楽しんでいましたからしばらくはないかもしれませんが、いつかはコントで再共演し、当時とは違ったベテランの味わいを見せてもらいたいです」
2022.03.01 16:00
NEWSポストセブン
明石家さんまは『明石家サンタ』で長年、八木亜希子アナと共演
女子アナのタレント化は『オレたちひょうきん族』から始まった
 バラエティ番組において、女子アナは、大物MCと共演することで成長していく。「てれびのスキマ」こと戸部田誠氏がレポートする。 * * *「女子アナ」という概念は「楽しくなければテレビじゃない」を標榜していた1980年代のフジテレビが作ったものだと言われている。より詳しく言えば、ビートたけし、明石家さんまが出演していた『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系、1981~1989年)が始まりだった。 その人気コーナーのひとつ「ひょうきんベストテン」は当初、明石家さんまが司会を担当していたが、島田紳助に交代。それに伴って、アシスタントとして山村美智子アナウンサーが起用された。「元祖・ひょうきんアナ」の誕生である。 それまでであれば、進行役であれば良かったのだが、何でもありだった『ひょうきん族』はそんなに甘くはない。後ろからイタズラもされ、首まで絞められる。目の前で全裸になられたり、スカートをめくられたり、セクハラも当たり前。その時のリアクションがウケてアナウンサー=原稿を読む人という概念が覆され、タレント化した「女子アナ」が誕生した。 こうした流れを受け、1988年に有賀さつき、河野景子、八木亜希子という、のちに「花の三人娘」などと呼ばれるスター女子アナが一挙にフジテレビに入社した。河野景子は学生時代から大ファンだった明石家さんまと番組で共演した際、「きっと俺ら結婚するで!」と言われ有頂天となったが、さんま自身に「やっぱりさんまを扱うのがうまい」と絶賛され寵愛を受けたのは八木亜希子だった。 八木は入社わずか2年目の1990年から始まった『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』(フジテレビ系)でさんまのパートナーに抜擢された。当初はさんまが電話を切ると「かわいそう」などと言っていた八木だが、さんまが女性の視聴者の電話をなかなか切らずにいると受話器を奪い取って切ったりするようにもなった。もちろん、さんまはそうした八木の言動を大いに気に入り、彼女がフリーになって以降も現在に至るまで名コンビとして番組は継続している。【プロフィール】戸部田誠(とべた・まこと)/1978年生まれ。ペンネームは「てれびのスキマ」。著書に『タモリ学』『1989年のテレビっ子』など。イラスト/長堀久子(オイコーポレーション)※週刊ポスト2021年3月12日号
2021.02.27 07:00
週刊ポスト
審査員から歌手に?
上沼恵美子、寵愛したキンコン梶原が番組を降りるまでの騒動
《梶原くんは東京から行ったり来たりがしんどいということで》。6月29日、“西の女帝”と呼ばれる上沼恵美子(65才)のラジオ番組『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)の冒頭、上沼が突然、本人不在のなか、隔週レギュラー出演をしていたキングコング・梶原雄太(39才)の“卒業”を発表した。「翌週の放送で、本人が出演したうえで発表する予定だったのを急に発表したのでスタッフもてんやわんや。もともと、台本を用意して話すようなかたではないのですが、本人不在でのあの説明は誤解を生むものでした」(ラジオ局関係者) 放送終了直後、梶原は自身のSNSで《「忙しくなって東京から行くのがしんどくなったから卒業した」と僕が言った事実はございません》と反論ともとれる投稿をした。 2人は長く、師弟関係を続けてきた。上沼が梶原をかわいがり、梶原も上沼を恩人と慕っていたのは周知の事実。その関係はいつ崩壊していたのか。 その謎を解くカギは、ラジオから3日前の26日に放送された、もう1つの2人の共演番組『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)にあった。「『快傑~』は、関西では金曜夜に放送される人気のトークバラエティー番組です。今年で25周年を迎える長寿番組でもあり、2018年には関西テレビが企画した『関西人1万人が選ぶカンテレ人気番組ベスト20』で第1位に輝いています。梶原さんは2015年からレギュラーとして出演しています」(テレビライター) しかし、この日の放送は、まるで梶原が不在であるかのようだった。70秒──約1時間の番組で梶原が話をした秒数だ。梶原が2か月ぶりにスタジオに登場したことに触れるわけでもなく番組は進んでいく。あまりにも短すぎるのではないか。「実は話していないわけじゃないんですよ」とは、在阪テレビ局関係者。「それなりに上沼さんと梶原さんのやり取りもあったのですが、放送に耐えられない空気になってしまい、お蔵入りになったんです。上沼さんも調子が狂っていたのか、歯止めがきかなくなっていて、聞いていてしんどかったですね」 梶原は活躍の場をネットに移し、2018年にカジサックとしてYouTuberデビュー。チャンネル登録者が100万人を超えなかったら引退すると自分を追い込んだ結果、いまや204万人を突破。芸能人YouTuberを牽引する存在になっている。 一方の上沼は、在阪局のほとんどで自身の名を冠した番組を持つ“西の女帝”。姉とコンビを組んだ歌える漫才師、海原千里・万里の千里としてデビューし、最近では、審査員として出演したM-1グランプリでの、上沼の女帝ぶりを知らしめる“事件”が記憶に新しい。「2018年、出演した吉本興業所属の芸人2人が、酒に酔った状態でSNSでのライブ配信を行い、上沼さんに審査員を辞めるように迫るなど、暴言を吐いたのです。それにいち早く反応したのが、彼らの先輩であるダウンタウンの松本人志さんでした。暴言を吐いた2人を叱責すると同時に、上沼さんに挨拶に行きたいと、直接謝罪の意思を表明したのです。このことは、上沼さんの力を広く知らしめることになりました」(前出・テレビライター) 関西で絶大な人気を誇っていた島田紳助さんが引退し、やしきたかじんさんが亡くなって、女帝の支配力は以前に増して強くなっている。そんな女帝が息子のようにかわいがったのが梶原だった。「梶原さんはキングコングとしてテレビ出演が急増し、人気絶頂だった2003年に、あまりの多忙さに心身症を患い、失踪騒動を起こしています。休養を経て現場に復帰して仕事も増えてきましたが、不安定な状態に引退を考えた時期もありました。それでも、『あなたはスターになれる』と、自信を失う梶原さんを奮い立たせ、『快傑~』のレギュラーに抜擢したのが上沼さんでした」(芸能関係者) 梶原も、その心意気に呼応するように、上沼の大ファンを公言し、YouTubeの世界に飛び込んだのも、背中を押す上沼の言葉があったからと周囲に話していた。「あまりの寵愛ぶりに、一時は怪しい関係なのでは、と疑われたほどでしたよ(笑い)。2016年には『快傑~』のハワイロケに一緒に行っていますが、カメラの回っていないところで、上沼さんは100万円以上のロレックスの腕時計を梶原さんに買ってあげていたそうです。誰の目から見ても、溺愛しているのは間違いありませんでした」(テレビ局関係者) しかし、愛が深すぎれば深すぎるほど、ほんの些細なきっかけで、逆の感情に針が振れてしまうこともある。そのきっかけは、意外なところにあった。「『快傑~』の構成作家を務める上沼さんの次男です。彼が梶原さんを目の敵にして、番組のプロデューサーや母親である上沼さんに梶原さんについての悪評を広めたといわれています。あまりに母親が梶原さんを評価するから、次男はそれに嫉妬していた、と言う人もいます」(前出・テレビ局関係者) 緊急事態宣言下で仕事が制限されるなか、梶原はステイホームを守りながらYouTubeに動画を投稿し続けた。「この行動に次男がネガティブキャンペーンを張ったのです。上沼さんにも、『自粛期間中に自分たちの番組には出ないで、YouTubeで活動しては大金を稼いでいて、その連絡も一切ない。義理を欠いていないか』と告げ口をしたんだとか。神経が過敏になる自粛の日々のなか、こういった言葉に、上沼さんの“梶原評”も徐々に変化していったんです」(前出・別のテレビ局関係者)そして、6月26日放送の『快傑~』の収録で、上沼は“義理を欠いている”と梶原を責めた。それは“いじり”の域を超え、“パワハラ”に近いものだったのだ。 その後、梶原は上沼とのラジオ収録もあったが、「急性胃腸炎」という理由で出演を取りやめた。そして、梶原は自ら局に対して降板を申し出たという。 この事態を上沼はどう受け止めているのか。ラジオで梶原の卒業発表をした直後の上沼本人に話を聞いた。「本番中にきついこと言うのは愛です。ただ、梶原くんの返しがものすごく下手だったの。とりあえず、もう少し力をつけるべきでしたね。これが私の感想です。自分がよく知ってますわ。全く役に立っていないとね。それで、吉本さんから辞めさせたいと申し出があったということですわ」 と、愛の“いじり”だと語る。構成作家の次男については、「息子が『梶原さんはちょっと役に立っていない』とプロデューサーに言ったみたいです。それについては怒りましたよ。構成作家が言う言葉じゃないでしょ。息子も責任とって番組を離れます。私が梶原くんをかわいがってたことに嫉妬も入ったかもわかりませんね」※女性セブン2020年7月16日号
2020.07.02 07:00
女性セブン
出川哲朗
マセキ芸能社が芸人に支援金、出川哲朗が交渉?と若手が噂
「歩合制なので仕事がないと一文無しになるところでしたが、“支援金”が出て救われました。今回も出川さんが社長に掛け合ってくれたという噂が出ています」 こう感謝を述べるのは、ウッチャンナンチャンや出川哲朗(56才)などお笑い芸人が多く所属する、芸能事務所「マセキ芸能社」の若手芸人だ。 いま、お笑い業界は風前の灯火だ。新型コロナの影響で劇場が閉鎖し商業施設などでのイベントも軒並み中止。収入が途絶え、引退を考える芸人も少なくないという。 こうした現状に対し、救済措置をとる事務所も現れた。「吉本興業は、コロナで中止になった舞台のギャラの半額を補償し話題となりましたが、歩合制の事務所でこうした対応ができるのは限られます。マセキは、多くの所属芸人に支援金を複数回にわたって支給したようで、扶養家族のいる芸人は増額されたとも聞いています」(芸能関係者) 冒頭の若手芸人は「出川の働き」を噂しているが、どういう理由か。実は、出川には事務所のギャラ制度を改革した“前例”があるという。「ウンナンさんが売れ始めた頃なので30年ぐらい前でしょうか。当時のマセキのギャラはどんぶり勘定で明細すらなかった。それを出川さんが島田紳助さん(64才)に相談。紳助さんの後押しを受け、社長にギャラ制度の改善を直談判したんです。その結果、給料システムが整理され、いまでは交通費もシッカリと出る優良事務所に。マセキでは出川さんの男気ある行動が伝説となっています」(前出・若手芸人) 果たして、今回の“コロナ手当”も出川の発案だったのか。真相を事務所に聞くと、「出川ではなく、社長の主導で進められたものです」とのこと。“ヤバイよ!ヤバイよ!”と言う前に動いたようだ。※女性セブン2020年6月18日号
2020.06.08 07:00
女性セブン
1978年の世界歌謡祭でグランプリ(時事通信フォト)
円広志『夢想花』ヒット後、売れなくなり初めて大人になった
 大ヒット曲を生み出すと、人生が一変する。それによって、大きな失敗も引き寄せてしまうこともある。それらを経験したからこそ今があると話すのは、1978年のヒット曲『夢想花』を作詞作曲し、歌った円広志。一度聞くと忘れられない「とんで」を9回繰り返す『夢想花』が生まれ、売れなくなって堕落した経験について円が振り返る。 * * * 大学時代に結成したバンドが大阪で結構人気があったんですが、メンバーの就職などで解散を余儀なくされ、もう音楽ができなくなると思うと辛かった。その心の叫びを形にしたのが「とんで」が繰り返される『夢想花』でした。曲ができた瞬間「売れる、金になる」と直感しました。今までにない曲でしたから。 デモテープをヤマハの人に聴いてもらうと「面白いからポプコンに出ろ」と勧められ、ポプコンと世界歌謡祭でグランプリを獲り、レコードデビューしたんです。当時すでに結婚していた嫁に仕事をやめさせて一緒に上京しました。『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)、『ザ・ベストテン』(TBS系)などの歌番組に出まくり、取材日には1日8社のインタビューを受けました。調子に乗りましたよ、大スターになったみたいに(笑い)。でも、2曲目以降が売れず、3か月でみんなの前から消えました。 円広志という人間に魅力がなかった。だから曲に力がないと売れない。ただそれだけの話ですよ。売れなくなってから夜遊びを覚えました。何しろ金と時間はたっぷりありましたから。昼過ぎに起きてパチンコに行き、夜から朝まで飲む。1年ちょっとで2000万円ぐらい飲んだんじゃないですか。堕落していくのは分かっているんですが、落ちていく感覚が快楽でした。3年ぐらい経ち、金も底を突き、仕事もすべてなくなり、大阪に戻りました。それでも文句を言わない嫁に助けられました。 大阪に戻り、またロックをやるとファンが増えました。音楽しか知らなかった青年が堕落を経験して人として幅ができ、多少の色気も出てきたからじゃないですかね。その後、島田紳助さん、やしきたかじんさん、上沼恵美子さんらに可愛がられ、今に至ります。『無想花』がヒットし、売れなくなり、僕は初めて大人として成長できたんです。●まどか・ひろし/1953年、高知県生まれ。『よ~いドン!』(関西テレビ)のレギュラー、『かんさい情報ネットten.』(読売テレビ)のコメンテーター。森昌子の『越冬つばめ』の作曲家。著書に『パニック障害、僕はこうして脱出した』(詩想社)ほか。【1978年のヒット曲】『UFO』(ピンク・レディー)/『微笑がえし』(キャンディーズ)/『カナダからの手紙』(平尾昌晃・畑中葉子)/『Mr.サマータイム』(サーカス)/『時間よ止まれ』(矢沢永吉)/『わかれうた』(中島みゆき)※週刊ポスト2020年6月12・19日号
2020.06.04 16:00
週刊ポスト
松竹から吉本に流れが変わった
関西芸能の中心が松竹から吉本へ変わった契機となる伝説番組
 1960年頃から生放送の一発勝負によるテレビのバラエティ番組で全国を席巻した関西局制作の数々の作品。関西のバラエティには、若手芸人の登竜門としての側面もあった。エポックメイキングとなったのは『ヤングおー!おー!』(1969~1982年、毎日放送)だった。「月亭八方、林家小染、桂文珍、桂きん枝の『ザ・パンダ』をはじめ、人気者が次々と生まれた。 明石家さんまも駆け出しで、阪神の小林繁の投球フォームの真似をやっていた。島田紳助が暴走族風にパンチパーマと白いつなぎで出ていた」(大阪府在住の会社員・62) 同番組は、1960年代のラジオ番組『ヤングタウン(略称・ヤンタン)』のテレビ版として始まった。『ヤンタン』と同時期に人気を誇ったABCラジオ『ABCヤングリクエスト』でパーソナリティを務めた、元朝日放送の看板アナウンサー・長沢彰彦氏(73)が語る。「当時はフォークソングブームで、受験生がみんな深夜ラジオを聞いていた。『ヤンリク』は勉強の邪魔にならないように歌をかけたが、『ヤンタン』は芸人が話芸で番組を進行させた。この違いから『ヤングおー!おー!』が生まれ、それまで松竹芸能中心だった上方芸能は、吉本興業を中心とする流れに変わった」 毎日放送の『モーレツ!! しごき教室』(1973~1984年)では、明石家さんま、島田紳助、オール阪神・巨人ら若手芸人が、少林寺拳法やトランポリンなどで体を張った。「いきなり逆立ちで腕立てをしたり、重量級のベンチプレスに挑戦したりと、今思えばけっこう危ないチャレンジをしていました(苦笑)。若手がボケると、司会のやすきよ(横山やすし・西川きよし)がハリセンで叩いていたのも容赦がなかった」(兵庫県在住の会社員・58)※週刊ポスト2020年6月5日号
2020.05.30 16:00
週刊ポスト
週刊ポスト 2020年3月13日号目次
週刊ポスト 2020年3月13日号目次
週刊ポスト 2020年3月13日号目次がん保険に入ったのに治療費がおりなかった!・退職金でリフォームしたのに70歳すぎたら不便だらけに ・“終の棲家”に選んだ老人ホームを認知症で追い出されてしまった ・父に遺言書を書いてもらったのに開封したら「無効」だった ・癒やしのために飼い始めたペットの治療費で生活破綻特集◆施設内「感染リスク」の高い危ない老人ホーム◆コロナ暴落→年金大減額が急浮上! 東京五輪開催に黄信号!◆マスク姿で「商談」「謝罪」はアリか? 有名企業「それぞれの線引き」◆野村克也さんへ─「南海の3悪人」からの弔辞江本孟紀、門田博光、江夏豊が明かす「恩師」への思い◆闇営業謹慎芸人・スリムクラブの告白「どん底の僕らを救ってくれた島田紳助さん・松本人志さんの一言」◆検査で「異常あり」でも受けなくていい手術&受けるべき手術◆史上最強の横綱を決めよう!◆美女薬剤師の特別授業「ED治療薬のこと、教えてあげる」◆妻に先立たれた男たち「私はこうして悲しみと向き合っている」◆安倍晋三首相が「7年間で吐いた嘘」すべて掲載するワイド◆中居正広「47歳・早期退職」◆千葉県議 “男女部屋飲み写真” ◆ヤクザと赤福 “代紋入りグッズ”◆兜町の風雲児 ◆女性プロ棋士 誕生前夜◆清純派女優 「深夜だから脱ぐ」グラビア◆22世紀に残したいドラえもんの言葉◆新人AV女優ハダカ白書2020◆70年代青春のヒロイン 全裸デビューの真実◆美食名店の一日 第2回 江戸蕎麦ほそ川◆EVとイチゴの“甘い”関係◆なをん。大島さんは自由律。◆密着 岸谷五朗◆密着 道尾秀介連載・コラム◆中川淳一郎「ネットのバカ 現実のバカ」【小説】◆平岡陽明「道をたずねる」【コラム】◆二題噺リレーエッセイ 作家たちのAtoZ◆須藤靖貴「万事塞翁が競馬」 ◆広瀬和生「落語の目利き」◆堀井六郎「昭和歌謡といつまでも」◆秋本鉄次「パツキン命」◆戌井昭人「なにか落ちてる」◆春日太一「役者は言葉でできている」◆大竹聡「酒でも呑むか」◆鎌田實「ジタバタしない」◆綾小路きみまろ「夫婦のゲキジョー」◆大前研一「『ビジネス新大陸』の歩き方」◆高田文夫「笑刊ポスト」【ノンフィクション】◆井沢元彦「逆説の日本史」◆河崎秋子「羊飼い終了記念日」【コミック】◆やく・みつる「マナ板紳士録」◆とみさわ千夏「ラッキーな瞬間」【情報・娯楽】◆のむみち「週刊名画座かんぺ」◆恋愛カウンセラー・マキの貞操ファイル◆ポスト・ブック・レビュー◆医心伝身◆ポストパズル◆プレゼント◆法律相談◆ビートたけし「21世紀毒談」
2020.02.28 07:00
週刊ポスト
渡辺謙は会見で自らを「スキだらけ」とかたった(時事通信フォト)
芸能人の不倫叩き激化、ネット・CM・製作委員会がもたらした
 俳優・東出昌大(32)と若手女優・唐田えりか(22)の不倫騒動の火が消えそうにない。妻である女優の杏(33)が第3子を妊娠していた3年前から関係が続いていたこともあってか世間の目は厳しく、4社あったCMも全て降板。「不倫の代償」は高くついた。 昭和の銀幕スターや歌舞伎役者の女遊びは「芸の肥やし」と言われ、世間の目も今ほど厳しくなかった。それが近年の“バレたらアウト”という風潮に変わった背景には、ネットの普及と芸能界を取り巻くビジネスモデルの変化がある。長年にわたって芸能人の男女トラブルを取材してきた芸能レポーターの城下尊之氏が語る。「これまでは週刊誌やテレビが一通り報道し終えれば騒動は鎮静化しましたが、今はネットで炎上してしまうため雪だるま式に話が大きくなる。島田紳助さんも先日YouTubeで話していましたが、“無頼”な性格の人が多い芸能人にとっては生きにくい時代になった。 また、タレントにとって稼ぎ頭がCMになったことも大きい。昔は映画が絶対で、テレビドラマですら下に見られていたくらい。スポンサーがいるCMは当然、コンプライアンスに厳しくトラブルは御法度ですからね。 たとえCMに出ていなかったとしても、最近の映画は製作委員会方式を取っていますから作品ごとに多くのスポンサーが名を連ねている。ほとんど全てのタレントが品行方正であることを求められるようになってきた」 しかし、かつてのタレントは自由な空気であったがゆえに、今では考えられないような破天荒な愛憎劇を見せてくれた。芸能レポーターの石川敏男氏が過去の大騒動を振り返る。「最も記憶に残っているのが、川崎麻世が斉藤由貴と不倫したときの記者会見ですね。麻世の横で妻のカイヤが腕を組みながら厳しい表情で睨みつける姿は異様だった。あれで“恐妻家”のイメージが定着しましたが、実はあの頃のカイヤは日本語がよく分からなくて、単に連れてこられただけらしいです。 結局タレントとしてはそのキャラで成功した。あとは大鶴義丹の涙ながらの『マーちゃんごめんね!』も名言でした。彼らには、良くも悪くも騒動を話題にする図太さがありました」 さらに、昭和・平成の芸能史を振り返ると、不倫騒動で多くの“修羅場”を迎えてきたのが「梨園」の世界だ。ここでは「芸の肥やし」で許されるかどうかは、妻の“器量”によって明暗が分かれた。「やはり不倫というのは芸能人といえど家庭の問題。騒動を収束させるには奥さんが出てきて『お騒がせしました』と言うのが一番。坂田藤十郎さんが芸妓とホテルで下半身を露出した姿を撮られた時の扇千景さんの対応はそれは堂々としたもので、格の違いを感じました。 矢口真里やベッキー辺りから世間の目が厳しくなって、服装や会見も平謝り一辺倒になった。昔は浮気した夫もされた妻も強気で、ピリピリした空気の会見が怖くもあり芸能界の凄味を感じたけど、最近はちょっとつまらないですね」(同前) 今回の東出の騒動では会見もなければ杏のコメントも出ていない。今後の趨勢を決めるのは、妻の対応次第かもしれない。※週刊ポスト2020年2月14日号
2020.02.04 16:00
週刊ポスト
闇営業問題は世間を騒がせた(時事通信フォト)
大阪の芸人がヤクザと接近し「闇営業」に手を染めるまでの歴史
 大阪を象徴する芸能文化といえば、「吉本のお笑い」を思い浮かべる人が多いだろう。吉本新喜劇をはじめ、大阪の市井の人々には、吉本のお笑い文化が深く根付いている。その吉本にとって、2019年は闇営業で揺れた一年だった。事務所を通さず反社会勢力の忘年会に出席し、ギャラを受け取っていた問題で、雨上がり決死隊・宮迫博之とロンドンブーツ1号2号・田村亮の号泣会見は連日メディアを騒がせた。 吉本芸人と反社会勢力の近さを露呈させる出来事となったが、「本来、大阪の芸能文化は闇社会とはほど遠いものだった」というのは、立命館大学名誉教授で上方芸能に詳しい木津川計氏だ。「江戸時代の元禄期あたりから大阪が文化の中心となりますが、この時期の大阪は近松門左衛門や井原西鶴が出て最高に進んだ文化・芸能の都市でした。江戸の歌舞伎も文化・文政期あたりまでは、大阪弁でやっていたほど。江戸時代は大阪弁が標準語のようなものだったのです」(木津川氏) そうした“上質な文化”を支えたのが、「天下の台所」と呼ばれた大阪の富であった。だが、その優位性も明治時代になると東京に奪われてしまう。天皇が東京へと移り、政治、経済、そして文化とすべてが東京を中心とするようになったのだ。「東京に対抗するには経済しかないと、大阪は工業化に邁進し、煙の都となって経済力を高めた。その結果、大正時代になると大阪は工業生産力で東京をはるかに凌駕しましたが、一方で経済を重視したことは文化の軽視にも繋がりました」(木津川氏) 工業都市となった大阪を嫌い、江戸時代から文化人のパトロンとなってきた船場の豪商たちが離れてしまう。その結果、芸能文化も市井と密着するものになっていった。『大阪的』の著者で国際日本文化研究センター教授の井上章一氏が指摘する。「工場の煤煙や空気汚染を避けて、ブルジョアジーたちが神戸や芦屋の六甲山麓に移ってしまった。そうして空洞化した大阪中心部には、河内や和泉、さらには九州や四国から続々と労働者が流れ込み、芸能文化も彼らに寄り添うものになっていきました」 かくして人形浄瑠璃に象徴されるたおやかな大阪の芸能文化は、吉本新喜劇に代表される大衆文化に変わった。芸人たちはドサ回りに精を出し、その土地で興行を仕切るヤクザたちとも距離が近くなる。そしてヤクザを利用し、また利用される芸人たちが出てきた。 島田紳助がヤクザの組長との「黒い交際」を理由に引退したのは記憶に新しい。40年以上吉本に所属した大阪在住の漫談家・前田五郎は、本誌『週刊ポスト』(2019年8月16・23日号)でこう告白している。「1980年代に吉本にいた頃は、週に何回もヤクザから仕事をもらっとった。ヤクザの営業で30万円や50万円のカネがどんどん入ってきて、まさに濡れ手に粟や。中にはギャラ100万円という仕事もあった。当時、会社の仕事とヤクザの仕事は4対6くらいやった」 前出の井上氏が語る。「メディアの作る“大阪的イメージ”もそうした土壌形成を後押ししたのではないでしょうか。テレビ受けするようにどんどん大阪芸人の言葉がきつくなり、品格がなくなっていきました」 一連の吉本の闇営業問題は、大阪の芸能文化の変質を象徴するものと言えるかもしれない。(文中一部敬称略)◆構成/竹中明洋(ジャーナリスト)※週刊ポスト2020年1月17・24日号
2020.01.15 16:00
週刊ポスト
元山口組直参組長が芸能人との付き合い断った「所作の美学」
元山口組直参組長が芸能人との付き合い断った「所作の美学」
 勝新太郎さんや高倉健さんなど、名だたる昭和スターたちと交友を重ねた元山口組直参組長・天野洋志穂(よしお)氏(79)は、「所作」という言葉をしきりに口にする。ふるまいや身のこなしだけでなく、「人としての生き方」も含ませて使っている。大スター鶴田浩二さんとの思い出、そしてその後は芸能界との付き合いを完全に断った理由について聞いた。ジャーナリストの伊藤博敏氏がリポートする。 * * * 天野は大スター、鶴田浩二とも交流があった。鶴田は1987年、肺がんで62歳の若さで死去するが、天野は、その「死」を予言している。「ブラジルを訪問していた鶴さんの慰労会が天ぷら屋であり、『あまちゃんも来いへんか』と、誘われて行ったら、俊藤(※浩磁氏。東映のプロデューサー)さん、鶴さんの事務所の社長、文ちゃん(※菅原文太氏)なんかがおったんや。鶴さんは元気で、『1週間で(女を)13人抱いたぞ!』とか、本当かウソかわからん話で盛り上がった。 ただ、わしには鶴さんの調子が悪そうに見えた。そこで、事務所の社長と文ちゃんと3人で帰る時、『鶴さん、死相が出とった』と正直にいうたら、文ちゃんが『あんなに元気やないか』って。でも、1か月後ぐらいに社長からの電話で、『もうあかんねん。肺を開けたらみんな転移してしもうて』と。『あまちゃん、どうしてわかったん』と、いわれた」 付き合えば「一生もの」である。損得、貸借ではないから続く。天野は、芸能人と付き合うことに自分なりの一線を引き、一緒に酒を飲むときは店に人払いさせる、新幹線などで会っても自分から声をかけるのは控えるなど、その関係が表に出ないように努めた。 天野が芸能界との付き合いを断ったのは2011年、島田紳助が山口組幹部との交際を理由に芸能界引退したときである。「ああ、これはまずいなと思って、付き合っていた方々に『今までお世話になりました』と手紙を出して、お付き合いをお断わりしたんや。『本当にありがとうございました』と連絡してくれる人もおった」 それからは盆暮れの挨拶も日常の連絡もしていないという。 カネ絡みで芸能人を呼び、その関係をひけらかす半グレに、そこからカネをもらって喜ぶ芸能人──。 人としての「生き方の違い」だが、そこには天野が常に気にした「所作」の美学は微塵もない。その行き着く先が、吉本興業と所属芸人との索漠たる人間関係ではないだろうか。●いとう・ひろとし/1955年福岡県生まれ。東洋大学文学部哲学科卒業、編集プロダクションを経て、ジャーナリストに。経済事件、暴力団事件などの取材に定評がある。主な著書に『黒幕 巨大企業とマスコミがすがった「裏社会の案内人」』など。※週刊ポスト2019年8月9日号
2019.08.02 16:00
週刊ポスト
吉本興業の大混乱を見て「島田紳助がいれば…」の声も
吉本興業の大混乱を見て「島田紳助がいれば…」の声も
 反社会勢力にギャラをもらって出演していた闇営業問題が発覚、その当事者である雨上がり決死隊・宮迫博之とロンドンブーツ1号2号・田村亮による謝罪記者会見で岡本昭彦・吉本興業社長のパワハラ発言が明らかになった。この2日後に岡本社長のグダグダ会見が行われたが、そのなかで浮かび上がったのが、いずれも元ダウンタウンの元マネージャーである大崎洋・会長と岡本社長、松本人志が吉本興業内で持つパワーの強さだ。 そして、現在の松本―大崎ラインが確立されるまでには、吉本をめぐる不祥事が大きく作用したことも見逃せない。 2007年、当時副社長だった大崎氏が元暴力団幹部に「創業家である林家を経営に入れろ」と脅迫されるという事件をきっかけにお家騒動が勃発。林家と対立していた特別顧問のベテラン芸人・中田カウスが、週刊誌上で暴力団との関係を告発し合う暴露合戦を展開。これを機にカウスは特別顧問を離れ、林家もまた経営への影響力を失った。 2011年には島田紳助が暴力団幹部との交際発覚で引退。こうしてスキャンダルが起きるたび、松本―大崎ラインの対抗軸がなくなっていったのだ。「紳助は松本が唯一尊敬する先輩で、(明石家)さんまとも同期の親友だった。紳助がいれば、今回の件でもうまく連携して動けたかもしれないが、松本とさんまはほとんど交流がないため、どうしてもバラバラの動きになってしまう」(在阪の芸能記者) 大物芸人の動向に右往左往する中堅・駆け出しも含め、もはや吉本全体が“笑い”を忘れつつあるようにも見える。 若手時代を吉本興業で過ごし、独立後に1980年代の漫才ブームで大ブレイク、その後1996年に吉本へ復帰し、2007年に再度離脱している島田洋七は、そんな後輩にこう助言を送る。「嫌われたって強ければ横綱なるやん。会社のことばっか気にするより、もっと真剣に芸磨けよ」 でないとこの序列は一生変わらない。※週刊ポスト2019年8月9日号
2019.07.31 07:00
週刊ポスト
『夢対決2022とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』
吉本騒動の中、とんねるずが「自由すぎ」で増す存在感
 吉本芸人による闇営業問題に端を発した一連の騒動が収まる気配を見せないなか、我が道を貫くとんねるずの存在感が強まっている。 潔白を主張した雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮によるゲリラ謝罪会見、そして、吉本興業・岡本昭彦社長の会見。その後、芸人の待遇面など別の問題が次々と浮き彫りになり、若手から大御所までさまざまな芸人がテレビやSNSで自らの考えを発信する事態になっている。 そんななか話題になったのが、とんねるず・木梨憲武のインスタグラムへの投稿だ。木梨は「お仕事シリーズ」として、さまざまな職業の人に扮した写真を投稿しているが、7月24日、「厩務員の仕事」として馬の世話をする写真をアップした。 そのなかで「馬の手入れが終わり帰ろうとしたら、ここだけの本当の話しですが、馬が私に『どうですかNORI?自分のために、人のために家族と仲間と楽しく暮らしてますか?』と話しかけられました」とコメント。”家族”という、吉本の会見でもたびたび出てきた言葉が使われていることや“楽しく暮らしていますか?”というメッセージ性のあるフレーズがあったことから、ファンから「これ遠回しに吉本興業の事言ってます…?」などの声が出た。 実際はどうか。芸能関係者はこんな見方をする。「今の時期の発言は、吉本とからめた発言とみられがちですが、木梨のキャラクターを考えるとこの騒動に首をつっこむようなことはしないでしょう。そもそもとんねるずは、ニュースや社会問題などに対して自分の意見を発信することはこれまでほとんどせず、エンタメ&お笑いに徹してきた人たちです。木梨がいつも通り自由にインスタ投稿している、それだけの話でしょう。お笑いの大御所でありながら、こうした騒動があっても、“我関せず”である意味では勝手気ままにやりたいことをやる。自由すぎるキャラが木梨の魅力です」 ラジオ番組『土曜朝6時 木梨の会。』(TBS系)では、やりたい放題のMCぶりが話題で、芸術の面でもさかんに活動している木梨にとって、今さら吉本騒動にからんでも何のメリットもない。 一方、石橋も吉本騒動のさなか、その持ち味を発揮している。7月15日放送のバラエティー『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)で、石橋が千鳥相手に闇営業騒動をいじりまくったことが話題になった。 進行役のノブが番組の企画で行われたボウリング大会の趣旨を説明していると…大悟の姿がないことから石橋は「え? 大悟くんはしばらく謹慎なんですか?」。ノブが「違うんです。奇跡的に入ってませんでした」と返すと、石橋は「無期限じゃない?」と重ねて、「やめてください!」とノブを苦笑いさせた。「この放送当時は、吉本のお家騒動というより闇営業問題がもっとクローズアップされていた時期ですので、“ネタにしても大丈夫か?”という空気感があった。でも、そんなことを気にせず突っ走って暴走するのが石橋の持ち味です。もちろん、彼も今回の騒動に大まじめに意見表明する気はないでしょう。 かつて、島田紳助が番組内で挨拶にこなかった『東京03』を“恫喝”した騒動がありましたが、当時、石橋は『東京03』と共演した際、胸倉をつかんで“挨拶しろや”とネタにしたこともあります。そのときは、“さすがにこれを放送して大丈夫か”と業界内で話題になったほどです。ほかの芸人にはなかなかまねできない、石橋だからこそ成立する芸風です。石橋は、今後も番組内ですれすれの“笑い”をぶちこんでくる可能性がありますね」(芸能ライター) 今、地上波のとんねるずのレギュラーは石橋の『たいむとんねる』のみだが、この番組の視聴率は上昇傾向。吉本芸人にネガティブなイメージが出ているなか、今後とんねるずの存在感がますます強まれば、地上波で再び活躍する日がくるかもしれない。
2019.07.30 16:00
NEWSポストセブン
吉本社長 宮迫と亮は「君」、さんまと松本は「さん」の訳
吉本社長 宮迫と亮は「君」、さんまと松本は「さん」の訳
 雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮らへのパワハラ発言をめぐる岡本昭彦・吉本興業社長の会見は、グダグダな内容以外にも気になった点があった。「宮迫君」「亮君」「加藤君」と騒動の渦中にある芸人たちを“君付け”で呼ぶ中、この2人だけ違ったのだ。「さんまさんに『芸人のことを考えてやってほしい(中略)』と言われました」「松本さんからは『(中略)俺も手伝う』とおっしゃっていただきました」 この発言には、視聴者にはわからない吉本興業の「厳然たる序列」が表われている。「吉本にいる6000人の芸人の中で、この2人だけは別格。カリスマとして君臨する大崎(洋)会長に対等に意見できるのは、この2人しかいません。加藤(浩次)や宮迫クラスの人気芸人にも威圧的に接する岡本社長すら、2人には頭が上がらない」(吉本関係者) それを裏付けたのが、2011年に引退した島田紳助の騒動に関する発言だ。「ほんまは大先輩がいるんやけど、現状として(明石家)さんまと松本(人志)が大崎に一番近くて、吉本の中で一番二番のギャラを取ってるイコール力じゃないけども、力のある二人が動かないかんと思って動いてるんやし、すごいええことやと思うわ」(『文春オンライン』7月24日付) だが、今回の騒動で表に出てくるのは、さんまより松本をめぐる話ばかり。なぜなのか。 松本は吉本のお笑い養成所・NSC(吉本総合芸能学院)時代に若手マネージャーだった大崎氏に才能を見いだされた。大崎氏は、ダウンタウンの漫才を初めて見た衝撃を〈今までそんなもん見たことがありませんでした。「あ、こいつら連れて吉本辞めたほうがええんちゃうかな」と思いましたね〉(『文藝春秋』2019年4月号)と振り返っている。 お笑い評論家のラリー遠田氏が解説する。「ダウンタウンはデビュー当時、その“新しさ”ゆえになかなか芽が出ず、大崎さんも社内で冷遇されていた。しかし売れっ子になって東京に進出すると『ガキの使いやあらへんで!』などさまざまな人気番組を立ち上げ、吉本が企画・制作から番組作りに関わるという現在につながるビジネスモデルを築いていった。また、彼らが売れたことで慣例だった厳しい師匠への弟子入りの必要がなくなり、養成所入りを希望する若手が爆発的に増えた。すべて松本―大崎体制の功績です」 その結果、松本の存在感は突出した。「大崎会長以下、岡本社長も藤原寛副社長も幹部は軒並みダウンタウンのマネージャー経験者。今田耕司、東野幸治など彼らに続いて大阪から東京に進出して成功したダウンタウンファミリーこそが主流派です。相方の浜田(雅功)さんは『自分はあくまで松本を支える立場』という姿勢で、今回の騒動でも沈黙を貫いています」(同前)◆松本が宮迫を、加藤が亮を しかし今回の騒動は、その松本が動いたことによってこじれたともいえる。 松本が大崎会長について「うちの兄貴なんで、いなくなったら僕は(吉本を)辞めます」(7月21日放送のフジ系『ワイドナショー』)と明言すると、加藤が翌日、「大崎会長は松本さんとずっとやってきた同志だと思うが、僕は後輩ながら言わしていただきますけど、会社のトップなんです。今の会長、社長の体制が続くなら僕は辞める」(日テレ系『スッキリ』)と訴えた。「極楽とんぼやロンブーといった初めから東京を拠点にしていた芸人たちにはダウンタウン系列とは違うマネージャーが就いていて、“自分たちは主流派じゃない”という意識があったようです。加藤さんはロンブー亮を可愛がっていたこともあり、非主流派を代表して声を上げたのではないでしょうか」(同前) 亮とともに会見した宮迫は1990年代はじめ、ナインティナインらと「天然素材」という吉本若手芸人のアイドル的グループとして世に出ており、やや異色の経歴だ。「天然素材が解散した後、ナイナイはすぐ東京に出て売れっ子になったため、あまり派閥色がない。それに対して宮迫は松本さんにかわいがられて東京での足がかりを得て主流派になった。ナイナイの岡村が6月末のラジオで宮迫について『ちょっと変わってしまった』と言っていたのは、そうした背景もあるのではないか。しかし、宮迫にすれば松本さんと親しいからこそ今回、救済に動いてもらえたわけですから、やはり立ち回りがうまい」(前出・吉本関係者) 皮肉なことに、宮迫を守るために松本が動き、亮を守るために加藤が動いた結果、解決策をめぐる考えに乖離が生まれ、期せずして両者の路線の違いが表面化してしまったのである。※週刊ポスト2019年8月9日号
2019.07.29 07:00
週刊ポスト

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