その『恋する母たち』から仲里依紗サン(34才)、磯村勇斗サン(31才)、吉田羊サンが『不適切〜』に勢揃いし、プロデューサーに磯山晶さん、天宮沙恵子さんが名を連ねたことも安心感につながっています。気心が知れた名優と、何もかもわかっていらっしゃる名プロデューサーが、存分に楽しみながら作っていらっしゃることが画面から伝わってきて、こちらも存分に大笑いできるのです。
『恋する〜』で全裸になって吉田サンを仰天させた磯村サンは、『不適切〜』の第4話では「ムッチ先輩」として「純子」(河合優実サン・23才)の前でパンイチに!
その純子は、ずっと聖子ちゃんカットなのだと思っていたのですが、ムッチ先輩とのツーショットで、これは明菜チャンだったんだと!! 憂いのある河合サンの表情は中森明菜サン(58才)と瓜二つで……。いろいろなことを思い出してしまいました。
昭和のスターのオマージュ場面もたくさん出てきて、たとえば第3話に登場したロバート・秋山竜次サン(45才)の「ズッキー」は“明るいケーシー高峰さん(享年85)”ですよね? 秋山サン、NHK大河ドラマ『光る君へ』やNTTドコモのCM(天才子役・上杉みちクン)の撮影も重なり、毎日が“「クリエイターズ・ファイル」状態”です。
脚本のすべてを聞き逃したくないので1話を3〜4回見る
オマージュといえば、夜はお酒を出す喫茶&バー「すきゃんだる」は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の「喫茶リアス」→「スナック梨明日」と重なりますし、トイレに貼ってあるポスターで小泉今日子サン(58才)もご出演。
宮藤さんはキョンキョンをリスペクトされているのでしょうね。阿部サンからお名前が出た「西川峰子」(現名・仁支川)サン(65才)や「かたせ梨乃」サン(66才)を、「体当たり演技でのしあがってたもんよ」とズバリ言い切ったことにもゾクゾクさせられました。
ドラマ好きには記憶に新しい『きのう何食べた? season2』(テレビ東京系)では“恋人役”だった磯村勇斗サンと山本耕史サン(47才)がカラオケで熱唱したり、BLコミックの名作『風と木の詩』が登場し、「ジルベール」というワードも出てきたりしたことに感動したかたも多いのでは? う〜ん、小ネタの説明がこの文字数では完璧にできません。気になるかたは、小川先生も会得したスマホでの検索をどうぞ。