別の魚沼市議は、地元で告発状提出が騒ぎとなったために、3月上旬にA市議からの説明を受けたと証言する。
「A市議の身を案じた同じ会派の市議たちは事情を説明してもらった。白鵬サイドのBという男にヘッドロックされ、軟禁されたといった説明で、警察に相談したほうがいいという話になった」
トラブルの現場にいた複数の目撃者の証言によれば、原因は「宮城野親方との写真撮影」にあったという。宮城野親方は笑顔で記念撮影に応じていたが、「会場内に個人的な写真やサインはNGの張り紙があったのに、A市議が自分の招待者にサービスで撮らせ、スタッフと揉めていた」(目撃者のひとり)というのだ。
当時の地元紙では宮城野親方の「みんなが喜んだ顔で、うれしかった」とのコメントが報じられたが、その裏でトラブルがあったわけだ。
(第2回に続く)
※週刊ポスト2024年3月29日号