芸能

【引退後初顔出し】「林檎写真」の麻田奈美 半世紀を経て「とても自分とは思えない」

2023年12月に70歳を迎えた麻田さんは、夫と2人暮らし。夫婦で旅行を楽しんでいるという。

2023年12月に70歳を迎えた麻田さんは、夫と2人暮らし。夫婦で旅行を楽しんでいるという。

 1973年の『平凡パンチ』に掲載され、150万部近い爆発的な売り上げとなった麻田奈美の「林檎写真」。林檎だけで下半身を隠すという斬新な写真がきっかけとなり、麻田奈美ブームが湧き起こった。その「林檎写真」はいかにして誕生したのか。本人が約半世紀ぶりの“顔出し”で振り返る。【前後編の前編】

 18歳だった麻田奈美さんが写真家・青柳陽一さんと初めて出会ったのは1972年9月17日。その日以降、場所を変えながら屋内外でのカメラテストは続き、モデル初体験だった麻田さんは数を重ねるごとに自然な動きができるようになっていった。青柳さんから麻田さんの話を聞いた平凡パンチの編集長は1973年1月発売号用の撮影を依頼し、下田や伊豆大島、新島、式根島などでロケを敢行。そして1972年の12月24日、ついに「林檎ヌード」が誕生する日を迎えた。

 その日は青柳さんの所有するスタジオでの撮影だった。ヌード撮影で股間を隠すために、最初、麻田さんにレモンを持ってもらったが、小さくて隠しきれない。青柳さんは思案にくれてふと横を見ると、果物カゴに盛られたリンゴがあったという。

「平凡パンチの編集者が風邪で撮影に立ち会えなくなったということで、撮影後に届けるために助手に病気見舞いの果物を買いに行かせていたんです。すぐさま包装紙を破って一番形のいいリンゴを選びました」(青柳さん)

 麻田さんも、この時の様子をよく覚えている。

「リンゴを渡されると、青柳さんに『私を嫌な奴だと思って強く睨め!』と言われて、思い切り睨みつけました。何か吹っ切れたというか、自分に自信が持てなかった過去から解放されたような感覚でした。撮影が終わって、心の安らぎさえ感じました」(麻田さん)

関連記事

トピックス

高橋一生と飯豊まりえ
《17歳差ゴールイン》高橋一生、飯豊まりえが結婚 「結婚願望ない」説を乗り越えた“特別な関係”
NEWSポストセブン
西城秀樹さんの長男・木本慎之介がデビュー
《西城秀樹さん七回忌》長男・木本慎之介が歌手デビューに向けて本格始動 朝倉未来の芸能事務所に所属、公式YouTubeもスタート
女性セブン
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
雅子さま、紀子さま、佳子さま、愛子さま 爽やかな若草色、ビビッドな花柄など個性あふれる“グリーンファッション”
女性セブン
有村架純と川口春奈
有村架純、目黒蓮主演の次期月9のヒロインに内定 『silent』で目黒の恋人役を好演した川口春奈と「同世代のライバル」対決か
女性セブン
芝田山親方
芝田山親方の“左遷”で「スイーツ親方の店」も閉店 国技館の売店を見れば「その時の相撲協会の権力構造がわかる」の声
NEWSポストセブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
離婚のNHK林田理沙アナ(34) バッサリショートの“断髪”で見せた「再出発」への決意
NEWSポストセブン
フジ生田竜聖アナ(HPより)、元妻・秋元優里元アナ
《再婚のフジ生田竜聖アナ》前妻・秋元優里元アナとの「現在の関係」 竹林報道の同局社員とニアミスの緊迫
NEWSポストセブン
小泉氏は石破氏に決起を促した
《恐れられる“純ちゃん”の政局勘》小泉純一郎氏、山崎拓氏ら自民重鎮OBの会合に石破茂氏が呼ばれた本当の理由
週刊ポスト
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
大谷翔平(左/時事通信フォト)が伊藤園の「お〜いお茶」とグローバル契約を締結したと発表(右/伊藤園の公式サイトより)
《大谷翔平がスポンサー契約》「お〜いお茶」の段ボールが水原一平容疑者の自宅前にあった理由「水原は“大谷ブランド”を日常的に利用していた」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン