国内

「ぽぽぽぽ~ん」キャラの商品化に息巻く上司に部下ため息

東日本大震災後、とめどなく流れたACのCM。その中でも強烈なインパクトを残したのが「ぽぽぽぽ~ん」のフレーズと多数のゆるキャラが登場する「あいさつの魔法。」だ。

このキャラクターのライセンス化を巡り、現在ACには多数の問い合わせが寄せられているという。雑貨メーカー関係者が語る。

「ウチの上司が『絶対にライセンスを取れ!』と息巻いていたのでACに電話をしたのですが、あのCM自体が6月末までOA予定のため、現在ライセンス許諾の交渉は不可と言われました。その後はCMを作った広告代理店との交渉が可能になる予定と伝えられました」

この関係者によると、上司が何としてもライセンスを取りたい理由はCM露出量の多さとそこから来る圧倒的知名度にあるのだという。

「上司は『こんなに大量露出し、抜群の知名度を持ったキャラなんてこの30年で初めてのことだ! 絶対にお前、契約決めろ! 頼むぞ!』と言うのです。もちろん私だって契約取れればキャラは売れると思いますけど…」

こういった後に関係者はため息交じりに続けた。

「でもね、被災地とか福島原発周辺で避難している地域の方たちにとって、あの『ぽぽぽぽ~ん』は忌避されているという事実もあるんですよ…。そりゃあ、あのCMと震災・原発はリンクして考えざるを得ない。CMとは逆で仲間が減ってしまった方もいますしね。実際に商品化されたとしても、東北の方々からは反発の声があがるのではないでしょうか…。空気読めない一部の人が張り切って商品化したがっていて辛いです」

関連キーワード

トピックス

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の打ち上げに参加したベッキー
《ザックリ背面ジッパーつきドレス着用》ベッキー、大河ドラマの打ち上げに際立つ服装で参加して関係者と話し込む「充実した日々」
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
雅子さまが三重県をご訪問(共同通信社)
《お洒落とは》フェラガモ歴30年の雅子さま、三重県ご訪問でお持ちの愛用バッグに込められた“美学” 愛子さまにも受け継がれる「サステナブルの心」
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン