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汗腺からの被曝に注意「真夏でも長袖を着るべし」と専門家

一向に事態収束の気配を見せていない福島第一原発の事故。昨年より20日も梅雨入りが早い地域もあったなど、今年は梅雨が長くなりそうだが、雨に濡れたら被曝は大丈夫なのか、さらにこれから夏へ向けて、肌の露出は大丈夫なのか。

気温や湿度が上がる時期だが、我慢して長袖を着るべしと、琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬氏はいう。

「埃に交じった放射性物質が皮膚に直接当たることは可能なかぎり避けたいので、長袖を着ることをおすすめします。子供が汗をかいたら着替えさせることも大事です」

発汗が原因で、放射性物質を体内に取り込んでしまう危険性があると矢ヶ崎氏は警告する。

「汗をかくと皮膚についた放射性物質を払い落としにくくなります。さらに体温が上がると汗腺が広がるので、埃に含まれる放射性物質がこの汗腺から吸収されてしまう。人間の皮膚には約200万~500万もの汗腺があります。皮膚から放射性物質がはいり込むことにより、口、鼻に続く“第三の内部被曝”につながる恐れがあります」

※女性セブン2011年6月30日号

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