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取材嫌いのビートルズ 日本刀持参の女性記者には3時間話す

 1962年にデビューしたザ・ビートルズ。2012年はデビュー50周年を迎えるが、人気絶頂期の彼らと交流を持ち、“日本で一番近かった記者”といわれるのが、ミュージック・ライフ』元編集長の星加ルミ子氏だ。

 1965年には初の単独インタビューにも成功しているが、当時のことを星加氏はこう振り返る。

「ビートルズが個別取材を一切受けないことは、イギリスでもアメリカでも常識でした。決定権を持っていたのは、エプスタインという辣腕マネージャー。これは直談判しかない!  と羽田空港から生まれて初めて飛行機に乗り、ロンドンへ向かったのです。

 このとき、手土産に持って行ったのが兜と日本刀。真剣です。案の定、エプスタインは目の色を変えて(笑い)。その後単独インタビューと相成ったのです」

 ビートルズとの初対面は、ロンドンにあるEMIスタジオだった。

「日本の正装ということで、着物で臨みました。そしたら一気に打ち解けて。30分の約束だったインタビューは盛り上がり、気づけば3時間が過ぎてました。この時メンバーの手型とサインまでもらいました」(星加氏)

※週刊ポスト2012年4月27日号

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