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阪神金本 集客マシンとしてまだまだ手放せないと球団関係者

 自力Vが消滅、5位に転落した阪神。ダメ虎に逆戻りの原因の一つが居座るベテランたちだ。阪神の戦力構想の上で、ヒザの故障でマスクを被れなくなった城島健司の穴は大きい。
 
“捕手事情”は厳しく、「先発投手より先に捕手が降板する」と揶揄されるほどの状態。藤井彰人と小宮山慎二を軸に若手育成を目論んでいたが、藤井の故障に加え、小宮山の経験不足が響く。

「6月27日の中日戦で先発マスクを被ったのが小宮山。初回無死一、三塁のピンチで先発・岩田のワンバウンド投球を後逸して失点。3回にもリードミスで3連打を浴び、4回からは藤井に交代した」(阪神の番記者)

 これも長くベテランが居座り、若手が育たないことが原因だが、なかなか城島や金本に引導を渡せない。ただし、こんな声もあり、彼らは球団にとっては必要な存在なのだという。

「特に金本は、年間指定席が前年比1割減の阪神にとって、2500安打など記録達成の度に観客動員が見込める集客マシンとして重要。この7月12、13日も“金本・新井デー”にするなど、まだまだ手放せない存在なんですよ」(球界関係者)

※週刊ポスト2012年8月3日号

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