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豹柄セレブ・マダム信子さん 極貧時代に残飯を集めた経験も

 いま、お金持ちセレブとして脚光を浴びているのが、浪速のスイーツ女王・マダム信子こと川村信子さん(60才)。大阪の『カウカウフードシステム』の代表取締役会長で、経営するスイーツ店の看板メニュー「マダムシンコのマダムブリュレ」が大ヒット。年商も20億円を超えている。

 2年前に自宅マンションに空き巣にはいられた際は、その被害額が3億円にも上り、世間を驚かせた信子さん。最近は兵庫県西宮市の高台に建てた総額5億円もの大豪邸がテレビなどでも紹介され、話題を呼んでいる。

 この豪邸、部屋のベッドやソファ、じゅうたん、キッチンのタイルに至るまで、すべて豹柄で統一。信子さん自身のファッションも豹柄がトレードマークだ。

「豹柄は私にとってのすべて。家も、ファッションも爪の先まで豹柄です。人生においても、事業においても、強さを持った豹柄は私の戦闘服のようなものですから」(信子さん)

 信子さんも幼いころは、やはり極貧の生活を経験している。家族9人で6畳と2畳の部屋に住み、「寝る時にはL字型になって、壁に足を立てかけていた」。

 母とリヤカーを引き、豚のえさとなる残飯を家族の食事用に集めて回ったこともある。18才の時に嫁いだが、うまくいかずに夫の家から逃げ出し、豹柄を身にまとって大阪にスナックを開業。そこから快進撃が始まった。銀座のナンバーワンホステス、クラブ経営、さらに地元の大阪で焼き肉店や喫茶店を経営。試行錯誤の末、行きついたのがいまのスイーツ店だった。

 信子さんが幼いころからいつも胸に抱いていたのは、「いつか成功して親を楽にさせる」という思いだ。

「私はお金儲けに必要なことは親孝行やと思うんです。誰かのためにという目的と目標。そして必ずそれを達成する気概を持つことです」(信子さん)

※女性セブン2012年8月23・30日号

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