「あれ、この曲聴いたことあるぞ。サビの音階が同じ…さてはパクったな!」
ミュージシャンの“パクリ疑惑”はこのようによくネットでも検証されていますし、「パクるとほぼバレる」、というのが音楽界の常識でもあるようです。しかし、パクリとまでは言わなくても、世の中には似ている曲がはん濫しています。『メルマガNEWSポストセブンVol.43』内のコンテンツ『Gizmodo Japan』プレゼンツ最新ガジェットニュースでは、なぜ、似ている曲が多いのかを検証。興味深い新事実が明らかになりました。
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こんにちは、ギズモードライターの三浦です。まずは、ギズモード・ジャパンの最近の人気記事TOP5をご紹介します!
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【なんで似ている曲がたくさんあるんでしょう?】
音楽が好きな人なら、一度は「あの曲とこの曲、似てるなー」なんて思ったことがあるのではないでしょうか。というか、もう音楽自体がネタ切れになっているのでは…、なんて疑いたくなってしまうことも。そんな疑問に答えくれているのが、Vsauce(ヴィーソース)さん。動画でいろいろ説明してくれていますが、英語なので翻訳したものを読んでみました。
結論からいえば、5分の曲で起こりうる音の組み合わせのバターンは、とんでもない数が存在するということ。しかし、無限ではありません。有限です。人間が音として認識できる音の組み合わせ、という前提ならば。
しかし、これを別角度から検証した人がいます。それがEverything 2のferrouslepidopteraさん。この方はメロディーのパターンを数えたそうです。具体的には1オクターブで区切って、その中の全音階・半音階の音の組み合わせを数えました。
—以下引用—
全音符、二分音符、四分音符、8分音符、16分音符、32分音符。このあらゆる組み合わせを加味すると、ワンオクターブの中で作曲できるメジャーのパターンは…
123,511,210,975,209,861,511,554,928,715,787,036通り。
—引用終わり—
えっと、まあ、すごい数ですね。数えられません。
もう一人、yerricdeさんという方はもっと範囲を絞り、ワンオクターブで起こりうる8音階のパターンを数えたところ、「78,364,164,096通り」だったそうです。どういうことかというと…。
—以下引用—
つまり100人の作曲家が各自1秒1メロディーのペースで新しい8音階の曲を作曲していけば248年で全メロディー作曲し尽くしてしまう計算だ。
—引用終わり—
結論からいうと、メロディーパターンは砂浜の砂のようで、限りはあるけれどなかなかなくなることはないっていうことなんですね。じゃあ、なんで似た曲ができちゃうんでしょうね。
それは、人間はある特定のメロディーパターンに他より強く惹きつけられる傾向があるからなんだそう。だから、無意識のうちになんとなく似てしまうんでしょうね。いくら今まで聞いたことがないメロディーを作っても、それがいいか悪いかは別。
まあ、こんな小難しいことは考えずに、自分が好きな音楽を聴く毎日を過ごせばいいんじゃないかと思います。
※参考ページ
音楽にネタ切れはくるのか? 数学的に検証(動画)