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全国に存在する「トトロスポット」 ネット上でファンが共有

 インターネット上に転がっている、ニュース&小ネタの正しい読み解き方とは? 今回の案内人は、考古学的レビューブログ「みたいもん!」管理人のいしたにまさきさん。スタジオジブリの名作『となりのトトロ』のネットならではの楽しみ方を教えていただきます。

 * * *
 アニメの舞台となった場所をファンが巡ることを「聖地巡礼」と呼び、少し前から町おこしと併せて、ちょっとしたブームになっています。冬ソナブームのときに、ドラマのロケ地ツアーが人気になったのと同じですね。

 アニメ作品の中でも、幅広い層に愛されている『となりのトトロ』では、その元ネタとなったといわれる場所が日本全国にたくさんあります。あまりにも有名なバス停のシーンをもじって、トトロがいるバス停やネコバスが設置されている場所なんかもあるのです。

 ジブリの公式施設以外にも実にたくさんのトトロスポットがあり、その情報はネットで共有され、まとめ記事が話題になり、訪問者が増えるという動きになっています。

 まとめサイトを見ると、例えば、愛知万博で話題を呼んだ「サツキとメイの家」が、整備されて、再び公開されているという情報を知ることができます。

 変わり種では、横浜市の都筑区の桜山歩道橋から道を眺めると、街灯の明かりでまるでそこにトトロがいるように見えるという通称「トトロ通り」なども紹介されています。

 こんなふうに、ネットではさまざまな情報が寄せられ、ファンの楽しみとなって広がっています。さすが、20年以上の歴史があるトトロならではですね。

※女性セブン2013年7月25日号

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