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携帯電話ショップ店員が「ガラケー復活」を希望する理由とは

 いまや多くの携帯ユーザーが、ガラケー(フィーチャーフォンともいう)からスマートフォンへと移行しているが、最初のうちは、スマホの操作がうまくいかず戸惑う人も少なくないだろう。実際、ケータイショップには、操作方法の問い合わせに訪れる人が多数いる。

 あるケータイショップで働く女性店員(25歳)も、スマートフォンが普及するにともなって、対応しなければならないことが一気に増えたという。

「一番困った顔をされるのが、『IDとパスワード』ですね。アップルIDとパスワードについて尋ねると、“はて?”みたいな顔をするお客様が多いです。例えば先日は、『いつも彼氏に設定をやってもらってたので、私には全然分かりません』と自信満々に言う女性の方もいらっしゃいました。

 他には、『データ移すときにバックアップ取りますか?』とうかがうと、“バックアップって何?”という顔をされることも多い。そこで『こちらでバックアップを取りましょうか? もしデータが消えてしまった場合、責任は取れませんが……』というと、『バックアップとか良く分からないけど、それは困る』と怒鳴られたり……」

 こうした状況にショップ店員の多くは辟易しているようで、「これだけ使いこなせない人がいるのだったら、いっそのこと逆にガラケーが復活したほうがよいのでは? とも思います」(同前)という。このままガラケーが消えてしまうことへの危機感が、少なからずあるようだ。

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