ジェル(合成樹脂)を爪にのせ、専用のUVライトで1~3分固める「ジェルネイル」は、女子の指先にすっかり“定着”している。
「1か月はもつからやめられない」と水仕事の多い主婦にも人気だが、爪のトラブルを訴える女性も増加。実際、3年休まずジェルネイルを毎月やり続けた記者A(36才)も爪が薄くなり、UVライトを当てるだけで痛みが…。
仕方なく、しばらくジェルネイルを休んだものの、やっぱりまたやりたくなるのが女心。そこで新たにチャレンジしたのが、爪にやさしいといわれる新ジェルネイルの「パラジェル」。
パラジェルの製造・卸しを行う「ネイルセレクト」教育部の小笠原彩華さんがその進化を説明する。
「通常のジェルは爪に定着させるため、先に“サンディング”(やすりで軽くこする)をするのが基本。これを3~4週間に1回続けると、表面が薄くなっていく。パラジェルは、削らなくても密着する仕様なので、爪に負担がかかりにくい。またLEDライトで、30秒で素早く硬化するので時短なのもポイントです」
色も豊富で、通常のジェルと変わりない価格(シンプルなデザインで数千円から1万円弱程度)で受けられるとあって、パラジェル人気が加速中なのだ。早速記者Aがトライしたところ、素人目には通常のジェルと変わりないが、やや薄く硬い仕上がり感に。
サロン『ジュノクオーツ バイ アリーズヘアー青山店』のネイルアーティスト吉田彩さんは言う。
「当店では3~4割のかたがパラジェルを選択されます。口コミやネットで検索して来られる“新規”のかたが多いですね。着け心地が普通のマニキュアみたいに軽いので、“違和感がない”と喜ばれるかたも多いです」
※女性セブン2013年10月24・31日号