携帯電話でおかげでコミュニケーションの様式もかなり様変わりしたが、続くスマートフォンの登場によって、さらなる変貌を遂げている。それは夫婦の会話にも大きな影響を与えている。東京都に住む女性Fさん(41才)と夫(44才)のコミュニケーションも変わってきているという。
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ボーナスをアテにして念願のスマホを手に入れた夫はツイッター、フェイスブックはもちろん、ゲームも数種類。肌身離さずで、トイレの中でもスマホ三昧。そのスマホがちょっとでも消えるとパニックを起こして「スマホ鳴らして~」と大騒ぎします。
でも家ではマナーモードにしているから、バイブ音だけが頼り。
そのとき子供が話しかけたりすると「聞こえないっ。静かにしろっ」ってマジギレして、ほんとバカみたい。
私が「夕飯何食べたい?」と話しかけても、スマホをいじっていると上の空で「別に~」とか「任せるよ~」の短い返事だけ。
なので、考えました。
同じ部屋にいる夫にLINEで「今日は何食べたい?」と送ってみたんです。すると「うーーん、餃子もいいし、唐揚げもいいし、ママの作るものは何でもおいしいよね! でも、いちばん食べたいのはママかな~」と速攻レス。しかもかわいいスタンプをポンポンポンと3つも。以来、夫との会話はおもにLINEになりました。
※女性セブン2013年12月26日・2014年1月1日号