ところが、中古ガラケー専門店には、使用しなくなったユーザーが持ち込んだり、ひっそり眠っている在庫から探し出された新品同様の品物が並ぶ。家で眠っていた古い携帯を、買い取れないかと持ちこむ人も増えているそうだ。人気の機種であれば、使い込んだものでも数千円の値段がつくことがある。
「本体に記録されている個人情報はオールリセットすることを買い取り時に必ず確認しています。また、サイトに掲載されている写真は実際の商品を一台ずつ撮影してます。1か月ほど前にテレビ番組で中古ガラケーの買い取る様子や当店が紹介されて以来、ガラケーの買取は3ヶ月前に比べ5倍に増え、販売も3倍に伸びています。このように中古ガラケーのニーズは、今後も広がる一方だと思います」(前出・ガラケー生活店長木村)
一部携帯キャリアからの抵抗が強く、SIMフリーがなかなか実現していない日本だが、中古品を利用することで実質的なSIMフリー時代に突入するのかもしれない。