八重歯(犬歯)は女性の場合チャームポイントとして見られるが、歯相としては意外にもNG。娘時代は魅力だが、大人になってもわがままになってしまうという。同じくNGのように思われがちな屏風型の前歯は、スポーツ選手、政治家、経営者など勝負をかける仕事、会社の命運を背負う人にとっては吉であるとも。ただし、歯のラインはまっすぐが吉。一方、女性の場合は、口角を上げた際の弓型のラインに合った歯並びがツキを呼ぶという。
「最近は男性でも歯を白くしたり矯正している人が増えてきましたが、それはとてもいいこと。海外に行く機会も増えていますから、歯は美しいほうがいいですね。お化粧をしない男性は、勝負するなら歯並び。調えると対人運、人間運がアップします。社会的地位の高い人と仲良くしたかったら、自分も同じレベルにならないとその中に入れません。運気的にもグレードアップしますから、もし自分の歯が乱れていたら、矯正するほうがいいと思います。良い部分は伸ばして、マイナス面は補正する。毎日鏡に映る自分を人はインプットしますから、魅力的な自分になると運勢も変わってきますよ」
印象やツキまでも大きく左右してしまう歯は、口元の中でもとりわけ大事なパーツ。生まれて持った目の黒目や大きさは変えられないが、歯並びや色は男女問わず調整できるもの。東京都中央区日本橋浜町にある「トルナーレデンタルクリニック歯科・矯正歯科」の龍信之助院長は、医学的な観点から、口の中の情報をもとに利き腕や性格、家庭環境などを推測することもできると語る。
「お口の中の環境、つまり虫歯菌や歯周病菌の感染は母子感染などの経路が特に疑われていますし、歯磨きの習慣などは家族での教育によるものが大きいです。実際、歯並びは指しゃぶりなどの習癖によって悪くなります。そういう意味で、親御さんから歯磨きや歯科医院に通うことをしっかりと習慣づけられている方は、歯並びや状態がいいだけでなく、大人になっても自分で管理ができていると言えるかもしれません。
八重歯については、女性もチャームポイントと考えるのは20代までで、30才を過ぎるとウイークポイントと考えて矯正に来られる方も多いですね。歯磨きがしづらいこともあり、虫歯にもなりやすいですから、早めの治療をお勧めします」
歯を白くしたり歯並びを良くすることは、見た目の清潔感を与えるばかりではなく、自身の内面にも大きく作用するという。
「矯正やホワイトニングの患者様の中には、“口元がコンプレックスで笑えなかったけれど、大きく笑えるようになりました”と言ってくださる方も多いです。歯の色や歯並びを整えることが自信につながり、患者様の気持ちをポジティブに変えることができるのであれば、それこそ歯科医冥利につきますね」
マダム・セリカさんによると、全体的な運気的にも暗い冬の時代は2013年で終わり、2017年からの春を迎える「陽の時代」に徐々に移行していくとのこと。このタイミングに乗り遅れないよう、心機一転、外見も内面もシンプルかつ健康的に一新したいもの。さあ、運気を味方につけて明るい新年に!