国際情報
2014.01.06 07:00 SAPIO
中国水道水の汚染ひどく日本の浄水器メーカーは濾過材を強化
中国を訪れたことがある人なら、蛇口やシャワーから出る水の異臭を感じた経験があるだろう。世界の水問題に詳しいジャーナリストの橋本淳司氏が解説する。
「特徴的なのは塩素の匂いが非常に強いことです。水源の汚染度が高いため、消毒に多量の塩素が使われる。一般市民はそのまま飲んでいますが、富裕層は浄水器を取り付けたり、ミネラルウォーターを飲むのが当たり前になっている。
北京で一般住宅における水道水の実態調査をした際には、白濁した水が出てくる事例がありました。日本のメーカーが中国向けの浄水器を開発しようとしたところ、水道水ににごり成分や有機物が大量に含まれていました。そこで日本で売っている商品より濾過材を強化する必要がありました」
蛇口をひねれば茶色の水が出てくることは珍しくない。上海に駐在する日本人ビジネスマンが語る。
「ヤカンで煮沸して飲んでいたのですが、1年ほど経つとヤカンの底にバリバリとした何かが厚くこびりついて使えなくなってしまった。怖くなって、それからはミネラルウォーターを使うようになった」
水道水には人体に有害な重金属などが含まれる事例も多い。11年8月には、江西省で銅精錬工場の排水が水道管に混入し、近隣住民100人以上が中毒症状を訴えた。上海では13年に入って市当局が水道の蛇口から鉛などの金属が溶出しているとの調査結果を発表。当局は水栓器具の金属溶出量について強制力のある新基準の作成に動いている。
※SAPIO2014年1月号
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