失踪者に関して小誌取材班が現地で聞き込みをしただけでも、20代の従業員、同じく30代の従業員、さらにはかつて夫婦が住んでいた借家の大家など複数の不明者の名前があがってくる。
店では、家電製品の中古品や、ディスカウントされた雑貨類が売られていたという。店頭には伸也容疑者やその両親と思しき男女が立ち、他に2~3人の従業員が勤務していたそうだ。
地元住民によれば、「従業員の入れ替わりが激しく、絆創膏をつけた従業員が目撃されたこともあった」という。前出の大手紙社会部記者もこう語る。
「辞めようとした従業員が中尾夫妻から『お前は散々迷惑をかけたから』と言いがかりをつけられたことがあったそうです。その後、従業員は消費者金融に連れていかれ、数十万円を引き出させたということも県警は調べている」
次々に湧き上がる疑惑の確認に捜査員も忙殺されている。
※週刊ポスト2014年5月2日号