3、4年ぐらい前にその香水取材以来、超久しぶりに伊勢丹を取材した。よせばいいのに香水取材の想い出を熱く語ってしまって、広報担当者から「そうですかー」と軽く流されて私の片想いの季節は終わったのだが(笑)
今の若者はなにかと「俺ら貧乏ですから」という。そんなもん、若者は今も昔もカネはない。でも昔は、貧乏な若者を励ましたり、横に一緒に立ってくれる「大人の男」がいた。自分が「大人の男」になったいま、どこまで今の若者の側に立てているのか心許ない。
伊勢丹のPVを繰り返し見る。歌詞で気になったところがあったので確認したらこうだった。
《お金があっても無くても 買ってあげたい人がいる》
あっはっはっ、百貨店の歌なのに「お金が無くても」だって。うん、確かに、25年前の伊勢丹さんはお金のない私でも豊かな気持ちにさせてくれた。