最近ではマック撤退店の跡地を狙い、競合のハンバーガーチェーンが出店することも珍しくない。しかし、カールス・ジュニアが過去の運営スタイルを踏襲すれば、こうした小規模な好立地をめぐる“陣取り合戦”にも加われないことになる。
「ただでさえ狭いスペースを埋めるように店舗数を増やすコンビニとの争いが激化する中、ハンバーガーチェーンの出店戦略はますます重要になってくる」(前出・記者)
いずれにせよ、マック低迷でも「モスバーガー」や「フレッシュネスバーガー」などの大手チェーン、単独で売り上げを伸ばす店舗なども入り乱れて、まだ6961億円(富士経済調べ/2013年見込み)もの売上規模を誇るハンバーガー。
いくら「日本市場の勝手がわかっている」とはいえ、カールス・ジュニアがライバルたちを押しのけてハンバーガー業界のシェアを奪うのは、並大抵のことではないはずだ。