ビジネス

プロが選んだ「10万円で買える大化け日本株」トップ3を発表

 年初からの日本株の値動きは、好調とはいいがたい展開が続いている。全体相場を見ても、さらに上値を終えるような材料はなかなか見つからない。そうした中で短期急騰が狙える、上がる株はどこにあるのか。カブ知恵代表・藤井英敏氏が大化け期待の3銘柄をピックアップした。

 * * *
 日経平均株価に大きな上昇が望みにくい以上、投資戦略を立てる場合、指数寄与度の高い大型株は避けるのが賢明といえる。

 そこで注目したいのが、やはり小型株。なかでも材料性があって、世界中の消費者に求められていたり、有望な業界に商品やサービスを供給していたりするような成長期待が持てるものに目を向けたい。

 加えていえば、NISA(少額投資非課税制度)の投資先として上位に組み入れられているような誰もが知っている銘柄ではなく、リーマン・ショックや東日本大震災を経ても生き残ってきたようなプロやセミプロの個人投資家が注目するような銘柄の方が、大きな値動きが望めるに違いない。

 そのような銘柄を探すために、上場全銘柄のなかから、次の2つの条件でスクリーニングをした。

【1】時価総額が50億~1000億円という小型株
【2】過去60日間の値動きが年率換算50%以上というボラティリティ(値動き幅)の高い銘柄

 さらに事業内容や成長性を精査してランキングし、10万円程度で買える大化け株のトップ3を厳選した。

 まず1位は、指紋認証を手がけるディー・ディー・エス(東証マザーズ・3782)だ。昨今の情報漏洩事件ではなりすましが目立ち、情報セキュリティの世界ではパスワード認証をはじめとする「記憶」による認証から、なりすましの難しい指紋認証に代表される「生体認証」へとシフトしつつある。すでに『iPhone5s』に指紋認証機能が搭載されたように、今後はスマホやタブレットで導入が進むのは必至だろう。

 特に同社は日米で特許を取得している技術力もさることながら、第三者割当増資によって財務内容が改善したことも大きい。足元の業績も、今期(2014年12月期)は前期比75.5%増という大幅な増収によって、黒字転換の見通しだ。財務内容、収益ともに劇的な改善が見込めるため、株価は年内に3000円を目指すような大化けも期待できるだろう。

関連キーワード

トピックス

二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
4月3日にデビュー40周年を迎えた荻野目洋子
【デビュー40周年】荻野目洋子 『ダンシング・ヒーロー』再ヒットのきっかけ“バブリーダンス”への感謝「幅広い世代の方と繋がることができた」
週刊ポスト
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
小野寺さんが1日目に行った施術は―
【スキンブースター】皮下に注射で製剤を注入する施術。顔全体と首に「ジュベルック」、ほうれい線に「リジュラン」、額・目尻・頰に「ボトックス」を注入。【高周波・レーザー治療】「レガートⅡ」「フラクショナルレーザー」というマシンによる治療でたるみやしわを改善
韓国2泊3日「プチ整形&エステ旅行」【完結編】 挑戦した54才女性は「少なくとも10才は若返ったと思います!」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン