■食べラ
日本最大級の口コミレビューサイト、食べログを運営するカカクコムによる料理カメラアプリ。食べログ会員にならないままで、食べログの店舗情報を投稿に参照できる。すでに紹介した2つのアプリに比べると、圧倒的に外食の写真が多くユーザーにも男性が多めの印象だ。
写真は正方形にトリミングしてから投稿する。Instagramのように枠をつけての投稿も可能。ただし、写真につけられる効果の名前はすべて英語表記だ。連携するSNSはTwitter、Facebook、食べログ。アプリの容量はSnapDishやミイルよりも小さいが、レスポンスが遅いのが気になる。
■Instagram
世界で月間アクティブ数が2億人を超える画像・動画共有アプリ。料理カメラアプリではないが、料理写真投稿に利用する人も多い。写真は必ず正方形にトリミングされる。そのことによって、スマホでは正方形の画像が見やすいという発見をもたらした。
写真のトリミングだけでなく、他に色味を変化させ、枠などをつけられる。効果の数が多すぎて、食べ物なのに青色を強くしてしまい美味しくなさそうになることもあるので要注意だ。結局、何も効果をつけず投稿されていることが多い。連携できるSNSはFacebook、Twitter、Tumblr、Foursquare、Flickr。前述の3種類のアプリに比べると写真に対するリアクションは少なく、Facebookでの友人などに限られることが多い。
――料理写真に役立つ4種類のアプリを紹介した。スマホアプリに詳しくレビュー記事を定期的に執筆しているライターは、それぞれの特徴と自分との相性を見定めてどの料理カメラアプリを選ぶが決めるとよいだろうという。
「連携先SNSを多く持ちたいなら『SnapDish』、直感的に操作するなら『ミイル』、外食の記録も兼ねたい場合は『食べラ』、料理だけでなく写真を共有したいなら『Instagram』。それぞれ写真加工するときの操作性が異なるので、アプリ紹介動画などで使いやすさを確認してから利用するのがよいでしょう」
食事のときに写真を撮る行為は、今後も議論を呼び続けるだろう。だが、紹介したものをはじめ、多くの共有機能を充実させた料理写真向けアプリがユーザー数を増やしている。美味しいものを食べる幸せを一人でも多くの人と分かち合いたいという気持ちが抑えられない人たちのほうが優勢なようだ。