小学生に人気「ジュエルポッド」(セガトイズ)はタブレット版も
遊び方や機能をどんどん進化させて勢いに乗るスマホ玩具だが、ついに「おもちゃ」の枠組みを超えて“本物のスマホ”まで登場してしまった。バンダイ傘下のメガハウスが7月下旬に発売予定の「フェアリシア」である。
希望小売価格は2万2990円(税抜き)と高価だが、NTTドコモの回線を利用したIP電話や、月間1ギガバイト容量の高速データ通信が月額2390円で楽しめる。その他、「google play」対応で様々なアプリのダウンロードや、音楽配信機能、200万画素のカメラも搭載されている。
「親の心配を減らすべく、利用時間やダウンロードしたアプリを親のスマホから遠隔操作できる“安心・安全機能”が売りになっているが、電話やネットができない垣根も取り払ってしまったら、もはや子供向けの玩具とは呼べない。今後の売れ行きによっては、スマホ玩具の本格志向はますます進んでくる」(業界関係者)
おもちゃのスマホでは飽き足らない子供が出てきたことが開発要因になったのかもしれないが、親にとってはまた悩ましい問題が増えた。