最近では、価格が500円の「ワンコインサービス」が流行っている。しかし、田舎ではワンコインどころではないらしい。
「実家は山深~い田舎で、お米も自販機で売っているような場所です。切り花や採れたての野菜が無人販売所で売っていて、値段は100~250円。ワンコインなんてしゃれた名前がある前から、ワンコインユーザーでした」(45才・主婦)
ワインコインのサービスだと思っていたら、いつの間にやらたくさん支払っていたというケースも。
「“キャンペーン中で、今ならワンコインで毛穴エステできる”って、仲良しの美容師さんに誘われて、系列店に行ったんだけど、全身トリートメントが50%オフとか、小顔矯正も初回だから5000円でいいとすすめられるうち、結局お会計は2万5000円。クイックでお願いしてたから、ものの1時間もしないうちに終了。最初から2万5000円のエステコース受けていたほうが満足した気がする…」(38才・販売員)
ワンコインサービスであるがゆえの、失敗も少なくないようだ。
「庭の水道の調子がおかしくて、ワンコインシャワーを利用した時。家でやってる調子で洗っていたら、水が止まっちゃった。慌てて料金追加しようと思ったけど、1万円札だし、両替機が故障! しかたなく近くのコンビニまで泡にまみれた車で両替しに行きました…」(51才・主婦)
ワンコインといっているが、実は割高なこともある。
「おつまみがワンコイン以下、という居酒屋に初めて行って。ざく切りキャベツを注文したら、1cmにくし切りしたキャベツが2切れあって400円。キャベツ、今ひと玉で298円よ? 頭に来て家に帰って飲み直しました」(40才・パート)
その一方で、ワンコインで幸せを掴んだという人もいる。
「大学生時代、テスト前で図書館のコピー機に行列ができている時、前にいる男の子が財布を落としたって騒ぎ出して。気の毒になって、500円を貸してあげたんです。それがきっかけで、つきあい結婚。それ以来、500円玉ってなんか大切にしちゃいます」(44才・主婦)
※女性セブン2014年7月3日号