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平均年収上位はテレビが独占 5大商社はすべてトップ15入り

 毎年発表される就職人気企業ランキング(以下に示すカッコ内の順位は楽天『みんなの就職活動日記』調査による『2015年度卒 新卒就職人気企業ランキング』のもの)。給与と学生人気にはどんな相関があるのだろうか。
 
 年収トップはフジテレビジョン(60位)の1506万円、2位はTBSテレビ(118位)の1499万円、3位が朝日放送(161位)の1479万円、4位は日本テレビ放送網(48位)で1454万円、5位がテレビ朝日(45位)で1395万円と、テレビ業界が上位を独占している。加えて総合商社上位5社はすべて年収ランキングトップ15入りしている。
 
「意外と知られていないが、朝日放送や毎日放送(168位)といった地方局は、場合によってはキー局クラスの高収入という場合がある。業界の中にいる者としては、100位以下のランキングなのが信じられない」(キー局社員)
 
 ランキングには表われていないものの、総合商社は福利厚生面も手厚い。ある総合商社の若手社員は「給与とは別に家賃を会社に6割補助してもらっている」という。たとえ年収が同じでも、可処分所得は全く変わってくる。
 
 しかし、年収が高い企業が初任給も高いとは限らない。たとえば総合商社は社員の平均年収は各社1000万円を超えるが、「初任給」は総じて他業界より低い。
 
「1年目は勉強期間と位置づけ、あえて初任給は低く設定してある。しかし2~3年目からは一気に給料が上がる。ただ、部門ごとに業績を反映してボーナスを支給しているため、同期でも年収で100万円以上格差がつくことはザラ」(大手商社人事担当者)

※週刊ポスト2014年8月15・22日号

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