さらにちゃぶ台をひっくり返すことを言うと、実は、自分の書籍に対する評価のコメントを参考に読む以外、書籍・飲食店・宿泊施設のレビューサイトはほぼ見ません。信頼できる人がすすめているのなら参考にしますが。むしろ、レビューなど関係なく、自分で調べます。あとは、書籍なら信頼できる人のレビューと、新聞の書評欄を見ますし、グルメ情報も信頼できる人の話か雑誌の記事で広告臭のしないもので選んでいます。こうすると命中率が高くなるのですね。
やや暴論ではありますが、そろそろ各社ともレビューの仕組みをもう一歩、二歩、進化させるべきでしょうね。一部のサイトではレビュアーの格付けなども行われていますし、掲載前に審査が行われていることも。レビューの読み方についてのガイドのページも設けるべきではと思いました。
レビューコーナーもいいですが、信頼の人からの批判も含めた深いご意見、直接聞くご意見には感謝します。
著者としては、ひどいレビューにしろ、明らかに低い点数にしろ、批判は批判として真摯に受け止めます。ただ、匿名とはいえ、明らかに読んでいないずれたレビューをする方、雑な批判をする方は、軽蔑されるということも意識した方がいいと思います。「著者の自慢話を聞かされた」という趣旨のレビューをAmazonで拝見しましたが、約250ページ中、自慢話かなと思う話は累計で1ページ分くらいだと思いますよ。
感じ方の問題ですが。いや、ネットで匿名の批判をすることで少しでもすっきりしたならそれでいいですが、実社会でポロリと出て、会ったこともない人ではなく、身近な人から批判されることをちょっと心配したりします。はい。そして、著者になるということは、こういうものに向き合わないといけないものだということを、物書きを目指す皆さんにはお伝えしておきたいと思います。