サバゲ仲間と記念撮影する小原優花さん(右端)
――怖くても、終わりが決まっているサバゲは楽しめるんですね。
小原:サバゲをやっていて一番楽しい瞬間は、作戦を立てて、銃を構えて、同じチームで場所の確認をしあって作戦をすすめていくときです。でも、本当に真剣に狙っているときのスリルを、その楽しさや面白さをSNSでは表現できないんですよ。そもそも、一番面白いときにスマホで自分撮りなんてしていられないですから(笑)。だから、みんなで「チーズ」とポーズ取るようなときの、面白さが始まる前か、過ぎた後の写真しか残らない。
SNSにみんながあげたがるのを知っているからでしょう、サバゲ専用フィールドによっては、専属のカメラマンがいて写真を撮ってくれるサービスがあるところもあります。
――リアルでなければ味わえない楽しさを共有しているサバゲのチームの人とは、独特なつながりが持てそうですね。
小原:サバゲで同じチームのメンバーだと言われると、とても信頼できる気がします。実際、どう接してよいかわからないような変な人も、サバゲでは会ったことないです。20~50代まで年齢もバラバラ、家族で参加している人もいて、雰囲気もすごくいいですよ。チームとなって、人と何かを一緒にするのが楽しいとサバゲのおかげで初めて知りました。趣味が多彩な人も多くて、チームの人に誘われてゴルフなど新しいことにも興味が広がっています。
独特の信頼でつながる安心感のおかげか、サバゲには芸能人の方もよくいらっしゃるんですよね。有名人ではなくチームの一員として皆が接するし、人の目を気にせず遊べるからかもしれません。
――サバゲを始めて2度目の冬を迎えますが、本格シーズン開始にあたって新しく挑戦したいことはありますか?
小原:初めてショップへ行ったときに買って以来、ずっと愛用している「SCAR-L(※スカーL、特殊部隊用戦闘アサルトライフル)」をかなりカスタムしてきたので、それを久しぶりにフル活用できるのが楽しみです。そして、無線をゲットしたので使うのが楽しみですね。
無線を使うと全然、プレイが変わると思うんです。情報がどんどん耳から入って来るので、フィールドを把握する情報量が増えて自分の動きも変わってくると思います。サバゲでは、装備が変わると戦力がかなり変化するので、これから無線を使ってゲームできるのがとても楽しみです。
■小原優花(おばら ゆうか)1990年5月19日生まれ。ブロガー。2008年に始めた「ゆんころブログ」は累計16億PVを超える。ブログの話題はファッションやメイク、美容などが中心だったが、昨年冬からサバイバルゲームに熱中している様子も。愛用の銃は「SCAR-L」。