2014年も残すところあとわずか。日本各地でイルミネーションの美しい瞬きが灯り始めた。日本で最初のイルミネーションは、1903年に大阪で開催された内国勧業博覧会。当時は6700個超の電球で光のアートが演出された。それから1世紀余り、光の主役は電球からLEDへと変わり、全国津々浦々で光の饗宴を繰り広げている
写真で紹介するのは、なばなの里「冬華の競演」(三重・桑名)。点灯開始10年目の節目だった昨年、夜景鑑賞士が選ぶ「全国イルミネーションランキング」第1位を獲得。850万個を超える最新LEDがきらめく約8000坪の植物園には100万人が訪れる。高さ約20m、幅約120mの巨大な光のナイアガラは、朝日に照らされる絶景など8つの場面が1分ごとに変わる。
撮影■藤岡雅樹
※週刊ポスト2014年12月26日号