ビジネス

金投資 ドル建て価格上昇も日本人は世界的に最も有利な立場

 円安やインフレの加速が日本経済に迫っている。そんな時に考えたいのが金投資だ。どのような投資戦略で臨むべきか、経済アナリストの豊島逸夫氏が解説する。

 * * *
 長期で見ればドル建て金価格の上昇が望めるなか、世界的に見て最も有利な立場にあるのが、日本の投資家といえる。最大の要因は為替だ。

 為替の動向は基本的に金利差や通貨供給量の差によって決まる。ドルのばらまきをやめ、利上げまで視野に入れる米国に対し、日本はこれからさらに円をばらまこうとしている。当面はドル高円安傾向が続くのは間違いない。そうなると、ドル建て金価格が下がったとしても、より円安に振れることで円建て金価格は上昇する。つまり、円建て金価格は下げにくく、上げやすい環境にあるのだ。

 加えていえば、政府・日銀はインフレ率2%を必達目標としており、なんとしてもインフレに持って行こうとしている。

 この「円安」と「インフレ」という2つのリスクは、恩恵を受ける人とそうでない人の格差を顕在化させようとしている。ただでさえ消費増税の痛みがあるなかでは、そのようなリスクをヘッジする手段を備えておくことが自らの資産を減らさないことにつながる。

 幸いにも、円建て金価格はドル建て金価格の下落が円安のピッチを上回っているため、依然、安値圏にある。しかも、2015年のドル建て金価格は大きな上昇までは見込めない一方、下値も限定的といえる。

 そうであるならば、今後の長期上昇局面を見越して、安値圏にあるいまのうちに資金の一部を金に振り向けておくことが「円安ヘッジ」「インフレヘッジ」という2つの意味で得策といえるのではないだろうか。

 慌てる必要はない。国内外ともに先行きが不透明なうちは、コツコツと「純金積立」をするか、金のETF(上場投資信託)を少しずつ買っておけばいいだろう。さらにドル建てで1100ドル台に低迷したり、円建てで4000円に近づいたりするほど下がろうものなら、「安値で仕込むチャンス」と見て買い増すという手もある。

 国際金価格が2000ドルになった時に、1ドル=120円であれば、単純計算で円建て金価格は7000円を突破する。万が一、アベノミクスが大きなリスクにつながった場合、さらなる円売りを招くだろうが、そうなれば円建て金価格はさらに上昇しているはずだ。自らの資産を守るためには、ここはじっくり構えて臨みたい。

※マネーポスト2015年新春号

トピックス

WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《デートはカーシェアで》“セレブキャラ”「WEST.」中間淳太と林祐衣の〈庶民派ゴルフデート〉の一部始終「コンビニでアイスコーヒー」
NEWSポストセブン
犯行の理由は「〈あいつウザい〉などのメッセージに腹を立てたから」だという
「凛みたいな女はいない。可愛くて仕方ないんだ…」事件3週間前に“両手ナイフ男”が吐露した被害者・伊藤凛さん(26)への“異常な執着心”《ガールズバー店員2人刺殺》
NEWSポストセブン
Aさんは和久井被告の他にも1億円以上の返金を求められていたと弁護側が証言
【驚愕のLINE文面】「結婚するっていうのは?」「うるせぇ、脳内下半身野郎」キャバ嬢に1600万円を貢いだ和久井被告(52)と25歳被害女性が交わしていた“とんでもない暴言”【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《独特すぎるゴルフスイング写真》“愛すべきNo.1運動音痴”WEST.中間淳太のスイングに“ジャンボリお姉さん”林祐衣が思わず笑顔でスパルタ指導
NEWSポストセブン
食欲が落ちる夏にぴったり! キウイは“身近なスーパーフルーツ・キウイ”
《食欲が落ちる夏対策2025》“身近なスーパーフルーツ”キウイで「栄養」と「おいしさ」を気軽に足し算!【お手軽夏レシピも】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
「どうぞ!あなた嘘つきですね」法廷に響いた和久井被告(45)の“ブチギレ罵声”…「同じ目にあわせたい」メッタ刺しにされた25歳被害女性の“元夫”の言葉に示した「まさかの反応」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
遠野なぎこと愛猫の愁くん(インスタグラムより)
《寝室はリビングの奥に…》遠野なぎこが明かしていた「ソファでしか寝られない」「愛猫のためにカーテンを開ける生活」…関係者が明かした救急隊突入時の“愁くんの様子”
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)が犯行の理由としている”メッセージの内容”とはどんなものだったのか──
「『包丁持ってこい、ぶっ殺してやる!』と…」山下市郎容疑者が見せたガールズバー店員・伊藤凛さんへの”激しい憤り“と、“バー出禁事件”「キレて暴れて女の子に暴言」【浜松市2人刺殺】
NEWSポストセブン
目を合わせてラブラブな様子を見せる2人
《おへそが見える私服でデート》元ジャンボリお姉さん・林祐衣がWEST.中間淳太とのデートで見せた「腹筋バキバキスタイル」と、明かしていた「あたたかな家庭への憧れ」
NEWSポストセブン
先場所は東小結で6勝9敗と負け越した高安(時事通信フォト)
先場所6勝9敗の高安は「異例の小結残留」、優勝争いに絡んだ安青錦は「前頭筆頭どまり」…7月場所の“謎すぎる番付”を読み解く
週刊ポスト
アパートで”要注意人物”扱いだった山下市郎容疑者(41)。男が起こした”暴力沙汰”とは──
《オラオラB系服にビッシリ入れ墨 》「『オマエが避けろよ!』と首根っこを…」“トラブルメーカー”だった山下市郎容疑者が起こした“暴力トラブル”【浜松市ガールズバー店員刺殺事件】
NEWSポストセブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《熱愛ツーショット》WEST.中間淳太(37)に“激バズダンスお姉さん”が向けた“恋するさわやか笑顔”「ほぼ同棲状態でもファンを気遣い時間差デート」
NEWSポストセブン